先日、4月24日に床矯正研究会主催
第120回症例検討会に出席して来ました。
今回の講師は徳永順一郎先生でした。
小児歯科専門医46年目の徳永先生からのアドバイスとして、
40年から50年前のむし歯が多かった時代から、
現代人に多い【口腔筋の劣化】に至るまでの様々な問題への
アプローチの仕方などについて貴重なお話をお聞きしました。

その中でも、歯間空隙の減少は

現代人に多い【口腔筋の劣化】の問題の1つとして上げられるとして、
問題視されていました。
乳歯歯列の正しい歯並びはどちらだと思いますか?

 

 三鷹ハートフル矯正歯科医院に通って下さった初診の患者様のお母様に
よくする質問です。

一見隙間が無くキレイに並んだ歯は、歯並びに異常が無いように思えますが…
皆さんも良くご存知の通り乳歯は生え変わりを必ず行います。
永久歯が生えてくるスペースを想定すると、正しい歯並びは隙間のある歯並びなのです。

正しい歯並びにする為には、よく嚙ませる事で顎の成長を促す事が重要です。
0歳から6歳までの間に顔面の骨の80%が成長を行いますので、
その時期にしっかりと顎の成長を行う事が出来れば、歯並びに問題は起きにくくなるのです。

三鷹ハートフル矯正歯科医院でも、食育の大切さを患者様にお話しさせて頂いておりますが、
出来るだけ、野菜を大きく切っていただき丸かじりさせる事がポイントです。
硬い食べ物でなく、嚙む回数を増やし前嚙みを意識したお食事に心掛ける事が大切になります。
顎の発育不足は、床矯正装置で補いますが発育不足の改善には、自分自身で治す事が基本です。
顎発育不足にならない為にも、早い年齢から食育を心掛ける必要性がある事を沢山の方に知って
頂くことこそ、予防矯正の1つだと私自身今回のセミナーを通し改めて再確認する事が出来ました。

また、今回の徳永先生の講義の中に良く嚙ませる事の1つとして、
食事中にお水やお茶を途中に飲みながら食事をさせないこと!
よく嚙ませる事で、唾液の分泌を促進させると同時に、食べ流しを防止する効果があるのです。
また、昔は無かったO157やノロウイルスも食事の最中にお茶を摂取する事で、
胃液を薄めてしまうからだと仰っておりました。

上手な顎づくりからきれいな歯並びにするには、
前歯で嚙み切り、奥歯で嚙み潰すように心掛けていきましょう!
出来る限り三鷹ハートフル矯正歯科医院に通って下さる患者様のために
良いお手伝いをさせて頂けたら幸いです。
今回学んできたもの糧に本日の診療からお話させて頂けるようにしたいと思いました。

今回このような学ぶ機会を頂き理事長・ミナ先生に感謝しております。

三鷹ハートフル矯正歯科医院 
矯正スタッフDT佐藤