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2025年2月4日
こんにちは。三鷹市下連雀にある三鷹ハートフル矯正歯科医院です。
歯列矯正には、ワイヤー矯正とマウスピース矯正の2種類があります。ワイヤー矯正は幅広い症例に対応することができ、マウスピース矯正では治療できない歯列でもワイヤー矯正ならば可能なケースも多いです。
ただし、矯正治療は費用が高額なため、治療を躊躇する方もいるのではないでしょうか。
この記事では、ワイヤー矯正の費用相場や内訳、高額になる理由について解説します。費用負担を抑える方法などもご紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
ワイヤー矯正の費用相場は、30万円〜170万円程度です。費用相場の幅が大きい理由は、ワイヤー矯正にはいくつかの種類があり、それぞれ費用が異なるからです。また、全体矯正と部分矯正でも、費用相場が異なります。
<ワイヤー矯正の費用>
ワイヤー矯正の種類 | 部分矯正 | 全体矯正 |
---|---|---|
表側矯正 | 30万~60万円 | 60万円~130万円 |
裏側矯正 | 40万円~70万円 | 100万円~170万円 |
ハーフリンガル矯正 | 35万円~50万円 | 80万円~150万円 |
表側矯正は、歯の表側にワイヤーやブラケットなどの矯正装置を装着する方法です。裏側矯正は歯の裏側に矯正装置をつけるので、目立ちにくいというメリットがある反面、費用が高額な傾向にあります。
ハーフリンガル矯正は、裏側矯正と表側矯正を併用する方法で、上の歯では裏側矯正を、下の歯では表側矯正をします。装置が目立ちにくく、上下を裏側矯正で治療するよりも費用を抑えられます。
ワイヤー矯正の費用の内訳は、以下のとおりです。
矯正治療を始める前に、カウンセリングを受けて治療方針や費用について話を聞き、不安・疑問に思っていることを相談します。カウンセリングは無料の場合もあれば、5,000円ほど費用がかかる場合もあります。
矯正治療をすることが決まれば、最初に検査を行います。視診やレントゲン撮影などで、口腔内や顎の骨の状態を確認するのが一般的です。また、虫歯や歯周病の有無の確認も行います。
検査項目は歯科医院ごとに異なり、行う検査の数によって費用は変動します。費用相場は1〜5万円程度です。
検査の結果をもとに立てた計画に沿って、矯正治療を進めていきます。
ワイヤーやブラケットなどの矯正装置にかかる費用の目安は、30万円〜170万円程度です。費用は、治療範囲や矯正装置の素材によっても異なります。
特に、ブラケットは種類が多く、素材ごとの費用の差も大きいです。主なブラケットの種類と費用目安は、以下のとおりです。
メタルブラケットは最も一般的なブラケットです。金属製のため目立ちやすいですが、強度が高いというメリットがあります。
プラスチックブラケットは、ポリウレタン製のブラケットです。透明や半透明のため目立ちにくいですが、メタルブラケットに比べると強度が劣ります。
セラミックブラケットは、陶材であるセラミックでできています。天然歯のような色調や透明感を再現できるため、自然な見た目を保てます。強い衝撃を受けると破損する可能性があるため、取り扱いには注意しましょう。
ハイブリッドブラケットは、プラスチック樹脂とセラミックを混ぜ合わせてできたブラケットです。白色で目立ちにくく、プラスチックブラケットより強度が高いのが特徴です。
矯正期間中は、定期的に通院して歯の動きを見ながらワイヤーを調整します。この際にかかる費用が調整料です。1回の通院でかかる費用は3,000〜5,000円程度が目安とされています。
歯科医院によっては、調整費用が矯正装置などの費用に含まれており、追加料金が不要な場合もあります。
矯正治療が終了した後は、移動させた歯が後戻りしないように保定装置(リテーナー)を装着します。保定装置は1万〜5万円程度が相場で、費用がかかるのは基本的には一度限りです。
ただし、保定装置を紛失・破損して作り直しが必要な場合は、再度費用が発生します。
保定期間中も定期的に通院し、口腔内の状態を確認します。1回あたりの費用目安は5,000円前後です。
通院頻度は口腔内の状態によって異なりますが、2〜3か月に一度程度が目安とされています。保定期間は矯正期間と同程度かかるのが一般的です。歯科医院によっては、保定観察費が矯正治療の費用に含まれている場合もあります。
ここでは、ワイヤー矯正の費用が高額な主な理由をご紹介します。
ワイヤー矯正が高額なのは、保険が適用されない点がもっとも大きな理由といえます。保険が適用されるのは、機能回復のための最低限の治療に限られます。そのため、矯正治療には基本的には保険が適用されず、自費診療になるのです。
自由診療の場合は、患者さまが治療費を全額負担するので、保険治療よりも費用が高くなります。
ワイヤー矯正の費用が高額になる理由には、材料費や技術料も挙げられます。ワイヤーやブラケットは特殊な素材で緻密に作られています。装置自体が高く、治療の費用が高額になるのです。
また、ワイヤー矯正は、ワイヤーの調整など歯科医師の技術が必要になります。治療費用には技術料も含まれるので、高額になる傾向にあります。
矯正治療を開始する前に、歯科医師より費用の見積もりが出されますが、追加で費用が必要になるケースがあります。以下に、ワイヤー矯正で費用が追加されるケースをご紹介します。
矯正治療中に虫歯や歯周病になった場合、それらの治療に別途で治療費がかかります。虫歯や歯周病の進行具合によって費用は異なりますが、重症度が高いほど治療費は高額になります。また、虫歯や歯周病の治療が優先されるため、矯正を中断するのが一般的です。
矯正装置が破損したり外れたりすると、修理や交換が必要となり、その都度追加費用が発生することがあります。特に、強い衝撃を受けたり硬い食べ物を噛んだりすると、装置が壊れるリスクが高くなります。
また、取り外し式のリテーナーの場合、紛失すると再作成の費用が発生します。リテーナーの作り直しには数万円かかるのが一般的なので、紛失しないよう注意が必要です。
当初の計画よりも治療期間が長くなった場合、追加の費用がかかることがあります。ワイヤー矯正では、治療を開始する前におおよその期間が提示されます。
しかし、歯の動きが想定より遅い場合や患者様が指示通りに通院できなかった場合などには、治療期間が延びる可能性があります。
治療期間内の調整費をあらかじめ見積もりに含めている場合が多いですが、予定よりも長引くと調整費が追加で発生することがあるでしょう。延長費用の有無については、契約時にしっかり確認しておくことが大切です。
矯正治療を進めていくと、歯のスペースを確保するために抜歯が必要になることがあります。抜歯には、1本あたり5,000円〜1万円程度の追加費用がかかることが一般的です。
ワイヤー矯正の費用は高額なため、少しでも費用を抑えたいと考える方もいるでしょう。ここでは、ワイヤー矯正の費用負担を抑える方法をご紹介します。
デンタルローンは歯科治療専用のローンのことで、一般の個人向け融資サービスよりも金利が低いのが特徴です。治療費を分割して支払えるため、一度の支払額を抑えられます。治療費が高額で、一度に払うのが難しい場合は検討してみましょう。
ただし、利息がかかるので、総額が増える点には注意が必要です。
矯正治療の支払いプランには、トータルフィー制と都度払いの2種類があります。トータルフィー制とは、治療開始時に総額を支払う制度のことです。
矯正治療では最初に治療計画を立てますが、計画通りに進まずに治療期間が延期されると、都度払いの場合は費用が増えるケースもあります。トータルフィー制の場合は総額を支払った後は追加費用が発生しないため、治療が延長しても費用が増える心配がありません。
都度払いでは治療の度に支払いを行うため、一度に支払う金額は少ないです。まとめて支払うのが難しい場合は、都度払いを選択すると良いでしょう。
ワイヤー矯正は、さまざまな歯並びに対応することができる矯正方法ですが、費用が高額になる傾向にあります。特に、目立ちにくい方法や素材を選べば、費用はより高くなるでしょう。
また、治療の途中に虫歯や歯周病になったり、矯正装置を破損・紛失したりした場合も、追加で費用がかかるため注意が必要です。
支払い方法やプランによっては、費用負担を抑えられる可能性があります。歯科医院によって対応している支払い方法やプランは異なるので、事前に確認してみてください。
ワイヤー矯正を検討されている方は、三鷹市下連雀にある三鷹ハートフル矯正歯科医院にお気軽にご相談ください。
当院は「全ては患者様の笑顔のために」を医院理念として診療にあたっています。マウスピースとワイヤーを使用したできるだけ歯を抜かない矯正治療をはじめ、ホワイトニングやクリーニングも実施しています。
当院のホームページはこちら、ネット予約やLINEの無料相談もお受けしております。ぜひご覧ください。
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