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小児矯正治療は、子供たちの成長と共に歯並びや咬み合わせの問題を改善するための治療法です。子供の顎の骨は柔軟で成長が活発なため、矯正治療を行うことで効果的に歯並びを整えることが可能です。当院では、お子様の将来を見据えた治療計画を立て、健康な口腔環境の構築を目指しております。
当院では、お子様の健やかな成長と発達を促進するために、小児矯正治療と併せて正しい噛み方の指導を行っています。小児矯正治療の目的は、お子様の顎の成長や歯の発育を適切に導くことで、将来的な不正咬合や顎の問題を予防することです。また、早期の治療介入により、お子様の健康的な口腔環境を整えることができます。
現代人は「軟食化」により、昔の人と比べて歯列幅が小さくなっていると言われています。興味深いことに、下顎骨自体の大きさに変化がないのに、歯列幅だけが小さくなっている原因は、「臼摩運動=グラインディング咀嚼」が少なくなっていることが挙げられます。つまり、ただ噛むだけでなく、奥歯を使ってすり潰すように噛むことが重要なのです。
正しい噛み方は、歯や顎の成長、そしてきれいな歯並びに繋がります。
さらに、「噛む」ことで、「だ液の分泌」「ホルモンの分泌」「脳の血流増加」が促進され、脳の活性化にも期待されます。噛むことは消化を助けるだけでなく、様々な役割があるのです。
当院では正しい噛み方の指導を治療に取り入れ、お子様の健康的な口腔機能の発達を支援しています。
院長は上下顎第一大臼歯歯列幅の較差に関する研究論文を発表しており、専門的な知識と経験に基づいた治療を提供しています。
小児矯正治療と正しい噛み方の指導を組み合わせることで、お子様の口腔の健康と全身の発達を総合的にサポートすることができます。早期の治療介入と適切な指導により、お子様の美しい笑顔と健やかな成長を促進します。
子どもの歯並びが悪くなる原因は一つではありません。顎の骨が成長している段階なので、悪くなりやすい状態のため、何が原因か特定するのは難しいですが、主な要因をいくつか挙げてみます。
子どもの歯並びは、親からの遺伝が大きく影響することがあります。親が不正咬合や歯並びの問題を持っている場合、子どもにも同様の問題が現れる可能性があります。
乳歯が虫歯などで早期に抜け落ちると、そのスペースが閉じてしまい、永久歯が正しい位置に生えてこないことがあります。これは、永久歯の歯並びに悪影響を与える原因の一つです。
指しゃぶり、口呼吸、舌の癖(舌を前に突き出すなど)、唇を噛む、頬杖をつくなどの悪い癖が歯並びを悪くすることがあります。これらの癖は、顎の成長に影響を与え、歯並びを乱す原因となります。
適切な栄養が不足すると、顎の骨の成長が十分に促されないことがあります。特に、カルシウムやビタミンDの不足は、骨格の発育に悪影響を及ぼし、結果として歯並びに問題を引き起こすことがあります。
バイオセラピーは、お口周りの筋肉のバランスを整えることで、歯並びを改善していく治療法です。具体的には、以下のトレーニングを行います。
食育とは、食事を通して健康な体づくりを目指すことです。小児矯正においては、以下の2つの目的で食育が行われます。
当院では、お子様の顎の成長を促し、歯を抜かずに歯並びを整える予防矯正治療を提供しています。
成長期に合わせた治療により、将来的な歯の抜歯を避けることが可能です。食生活の変化によって顎が小さくなる傾向にあり、クラス30名の内10名(約40%)のお子様が顎の大きさが足りていないという現状があります。
当院では、将来の噛み合わせまで考えた「歯を抜かないための予防矯正」で成長期にアゴの発育を補う治療を行っております。
将来本格的な矯正治療を受ける場合でも、歯を抜く可能性が減り、早期治療で症状が簡単なうちに改善していきます。もちろん、使用する装置や費用など全て分かりやすく説明させていただきますので、少しでも歯並びが心配な方は、お気軽にご相談ください。
※抜くか抜かないかは診断を元に判断しています。
子供の歯の矯正治療をいつから始めればいいのか、悩んでいる方は多いと思います。
歯科医院で「永久歯が生え揃うまで待ちましょう」と言われることもあるようです。
当院がお勧めしている治療開始時期は、7歳頃からです。
永久歯が生え揃う前に成長期を利用した期矯正治療があります。永久歯が並ぶため土台づくりが重要です。簡単な問題のうちに整えることで、本人の負担も少なく、治療費も安く済みます。
受け口とは、下の前歯が上の前歯よりも前に出てしまっている状態です。
下顎そのものが前に出ているため、口を閉じていても気になることが多くあります。
受け口の場合は、できれば3歳頃から治療を始めるのが望ましく、パナシールドと呼ばれる取り外し可能なマウスピースを使用し、舌と顎の正常な発育をサポートします。これは寝る時だけ着けておくマウスピースですので、日常生活に大きな支障なく、治療を進めていくことができます。
これらによって、下の歯が前に出ることを防ぎ、受け口の改善・早期食育での顎の育成を促すことが出来ます。なお、パナシールドはサイズがいくつかありますので3歳すぎても一度ご相談ください。
初回のご相談は無料で承っております。
こども歯ならび矯正法プレオルソは、お子様の歯並びや顎の成長を正しく導くための早期矯正治療法です。この治療法は、従来の小児矯正治療とは異なり、乳歯列から混合歯列期(乳歯と永久歯が混在する時期)にかけて行われます。
プレオルソ治療の目的は、お子様の顎の成長や歯の萌出をコントロールし、将来的な不正咬合を予防することです。この時期に適切な治療を行うことで、永久歯列期になってからの本格的な矯正治療の必要性を減らしたり、治療期間を短縮したりすることが可能です。
当院では、プレオルソ治療と併せて、親御様とお子様への教育と様々な取り組みを行っています。子供の歯並びに影響を与える要因は多岐にわたるため、包括的なアプローチが必要です。
頬杖、うつぶせ寝、横向き寝、唇を噛むなどの癖は、歯並びの改善を妨げる可能性があります。
これらの癖を早期に発見し、改善することが大切です。
口呼吸は体中の病気の原因になる可能性があります。
鼻呼吸では、きれいな空気を体内に取り入れることができます。
口呼吸による問題を防ぐため、お口を閉じることを心がけ、寝るときはお口テープの使用を推奨しています。
あいうべ体操の効果
1日30セットの「あ」「い」「う」「べ(舌を出す)」を大げさに行うことで、口の周りの筋肉を鍛えることができます。
発音練習の重要性
さ行とた行の発音練習を毎日行うことで、舌の位置が上がり、口が閉じやすくなります。
正しい食べ方の指導
食べ物は小さく切らずに、かたまりのまま食べることが大切です。
だらだら食いは虫歯の原因となるため、食事の時間を決め、歯磨きをしっかり行うことが重要です。
トレーニング器具の導入
とじろーくん:唇の閉鎖力を鍛えるトレーニング器具
ポカンX:口唇閉鎖力を高め、口が開いている悪習癖を改善するトレーニング器具
あげろーくん:舌を上げる力を鍛えるトレーニング器具
噛み方の改善に着目したガムやチューブトレーニングも取り入れています。
ガムはフッ素とカルシウムが入ったPOs-Ca F【ポスカ・エフ】を使用しています。矯正中の虫歯予防として有効的のため、ホームケアとしておすすめです。
これらの取り組みを通して、お子様の歯並びと口腔機能の健やかな発達を支援しています。親御様とお子様が一体となって取り組むことで、より効果的な結果が期待できます。
当院にご来院の方にはより詳細にお伝えしておりますので、お気軽にご相談ください。
予防矯正は、お子様の成長を利用して歯並びを整え、歯や口元の健康、体の健康にも寄与します。
上記のように単なる歯並びを整えるだけではなく、様々なメリットがあります。
お子様の予防矯正を行なう目安のひとつは、下の前歯4本が生え替わるタイミングです。
永久歯が曲がって生えてきたり、スペースが足りないと感じたらお気軽にご相談ください。
また、予防矯正のデメリットとして、矯正期間が長くなることや一時的に見た目が悪くなることがありますが、長期的なメリットを考慮すると小さなデメリットです。
MFTは、お子様の口腔機能の発達を促進し、不正咬合の予防や改善を目的とした治療法です。口周りの筋肉の働きを調整し、正しい舌の位置や嚥下パターンを確立することで、健やかな口腔機能の発達を支援します。
MFTは、お子様の口の機能を向上させ、様々な良い効果をもたらします。
当院ではMFTを取り入れ、お子様の健やかな口腔機能の発達を支援しています。早期からの介入により、不正咬合の予防と改善に役立ちます。
当院では、お子様の顎の成長を促進し、自然な歯並びを目指す治療を行っています。歯を抜かずに済むよう、個々の状態に合わせた治療計画を立てます。また、お子様の口腔内環境を守るために、虫歯予防やフッ素塗布などの予防処置も併せて行っております。
当院の予防矯正治療は、お子様の体に負担をかけず、歯を抜かない方法を優先しています。
永久歯は、一度抜いてしまうと二度と生えてくることはありません。出来るだけ歯を抜かないで永久歯に合わせたアゴの発育不足を補うことが重要です。
一般的な矯正治療ではスペースを確保するために、やむを得ず歯を抜いてしまうことがあります。
当院では、成長期を利用してアゴの発育不足を補うことでなるべく歯を抜かずにスペースをつくっています。「歯を抜かないといけない」と言われた方は、一度当院へご相談ください。
※抜くか抜かないかは診断を元に判断しています。
当院では、取り外し可能なマウスピース型矯正装置「インビザラインファースト」や「プレオルソ」を使用して、お子様の歯並びを自然に整えます。
矯正装置は「治す」ものではなく、今までの発育不足を「補う」ものです。
お子さまの矯正治療は成長も伴うものですので、食育や悪癖の改善など環境を整えながら行なっていきます。
三鷹ハートフル矯正歯科医院で行っている「床装置」を使用した矯正治療は、全国にネットワークのある床矯正研究会に基づき行っております。
当院では、従来の型取りに代わり、3D光学カメラを使用してお子様の歯型を取得します。
従来の型取り
3D口内カメラ
マウスピース型矯正歯科装置「インビザライン」とお子さまの予防矯正ともに3D口内カメラ導入で、よりストレスフリーな治療を行うことが可能になりました。
当院では、お子様一人ひとりの顎の成長や歯並びの状態を詳細に分析し、個別の矯正計画を立てます。この計画は、お子様の成長を見守りながら柔軟に調整し、最適なタイミングで必要な治療を行うことを可能にします。
当院は最新の矯正技術を積極的に導入しており、3D光学カメラによる精密な歯型取りや、取り外し可能な床装置を使用した治療を行っています。これにより、お子様にとって快適で効果的な矯正治療を提供しています。
当院の矯正治療は、経験豊富な矯正専門医が担当します。専門医は、お子様の口腔内の状態だけでなく、全身の健康や成長にも配慮した治療を心がけています。
当院では、保護者の方と密に連携を取りながら治療を進めていきます。治療の進捗やお子様の口腔内の状態を定期的に報告し、治療に関する疑問や不安を解消するためのサポートを行っています。
矯正治療だけでなく、虫歯予防や口腔衛生指導も行っており、お子様の口腔内をトータルでケアします。これにより、矯正治療中もお子様の口腔健康を維持し、治療後の美しい歯並びを長く保つことができます。また、矯正治療を行っているお子様には虫歯予防に有効的なフッ素塗布を無料で行っております。頻度は3〜4ヶ月に1回ほどです。予防は当院では可能ですが、虫歯治療となるとグループ院の三鷹ハートフル小児歯科医院と連携して行っており、そこも当院の強みです。
小児矯正治療における当院の取り組みは、お子様の健やかな成長と美しい笑顔を守ることを最優先に考えています。私たちは、お子様の顎の成長を最大限に活かし、できるだけ歯を抜かない治療を心がけております。そのために、最新の技術と設備を導入し、お子様一人ひとりに合わせたオーダーメイドの矯正治療を提供しています。
当院では、お子様の未来の笑顔を守るために、最新の技術と心温まるケアでサポートします。歯並びのことでお悩みの方は、ぜひ当院までご相談ください。一緒にお子様の健やかな成長を見守りましょう。当院の矯正治療は、お子様の個性と将来を大切にし、美しい笑顔と健康な口腔環境を目指します。