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2024年12月17日
こんにちは。三鷹市下連雀にある三鷹ハートフル矯正歯科医院です。
虫歯の治療費は、虫歯の進行度や選択する治療方法によって大きく異なります。軽度の虫歯なら治療費が安い場合が多いですが、重度の状態にまで進行すると高額な治療費が必要になる場合もあります。
「虫歯の治療費はどれくらいなの？」「治療費の負担を抑える方法はあるの？」といった疑問をお持ちの方は多いのではないでしょうか。
この記事では、虫歯の進行段階ごとの治療内容と費用を詳しく解説します。また、治療費が高くなるケースやその理由、費用を抑えるための具体的なポイントについても触れています。虫歯治療に関する疑問や不安を解消し、早めに対応できるよう参考にしてください。
目次
虫歯治療の多くは、日本の健康保険制度の対象となっており、患者さんは少ない負担で治療を受けられます。
保険適用内の治療費は、国が定めた治療点数に基づいて計算され、患者さんは年齢や所得に応じて決められた治療費の一部（通常は3割）を負担します。そのため、同じ条件で同じ治療を受ける場合、どの歯科医院でも費用はほぼ同額です。
保険適用内の治療では、虫歯を除去して詰め物や被せ物を装着する治療や、進行した虫歯の神経を取り除く治療などが受けられます。
これらの治療は、虫歯で失われた歯の機能を回復させることを目的として行われますが、使用できる材料や治療方法には制限があります。そのため、審美性や耐久性についてはある程度の限界がある点に注意が必要です。
一方、自費診療では保険診療では選べない高品質な素材や治療法を選ぶことができます。例えば、天然歯に近い透明感や色調を再現できる審美性の高いセラミックや、耐久性の高いゴールドなどを使用した治療が可能です。
ただし、自費治療は全額自己負担となるため、保険診療よりも費用が高くなる傾向があります。また、費用は歯科医院ごとに異なるため、事前に確認が必要です。
虫歯は進行段階に応じてCO〜C4に分けられます。ここでは、虫歯の進行段階別に、治療内容や治療費の目安を解説します。
虫歯は、歯の外側を覆うエナメル質が、虫歯菌の出す酸で溶かされることで発生します。
虫歯のごく初期段階であるCOでは、エナメル質の表面がわずかに溶かされ、歯の表面に白濁が見られますが、痛みはほとんどありません。この段階では、虫歯部分を削り取る必要はなく、フッ素塗布や正しい歯磨き、食生活の改善などで進行を抑える予防治療を行います。
エナメル質に小さな穴が開き始めるのがC1の段階です。歯の表面に小さな茶色い点が見られることがありますが、痛みは少ないか、全くないことが一般的です。
C1の治療では、COと同様に歯を削らずに進行を抑える方法と、虫歯部分を削り取り、歯科用プラスチック（コンポジットレジン）で修復する方法があります。歯を削る場合でも、この段階では範囲が狭いため、治療は短時間で済むことがほとんどです。
保険適用時の費用は2,000円〜5,000円程度、自費治療の場合は5,000円〜3万円程度です。
虫歯が象牙質まで進行したC2では、冷たいものや甘いものを口にするとしみることがあります。また、象牙質はエナメル質よりも柔らかいため、虫歯が急速に進行しやすい特徴があります。
C2の治療では、C1と同様に虫歯を削り取る必要がありますが、虫歯部分の範囲が広いため、レジン充填だけでなく、場合によっては型取りをして詰め物を作製し、装着することもあります。保険適用の金属製の詰め物を使用する場合の治療費は3,000円〜7,000円です。
一方、自費治療では、セラミックなど審美性の高い素材を使用でき、費用は治療範囲によって異なります。また、歯科医院によっても費用は異なりますが、3万円〜10万円程度が相場です。
C3は、象牙質のさらに内側にある神経や血管などが通る歯髄にまで虫歯が達した状態です。虫歯が歯髄にまで達すると、痛みが強まり、冷たいものや熱いものに敏感になります。
この状態にまで虫歯が進行すると、歯の内部の歯髄を取り除き、感染部分を徹底的に洗浄・殺菌する根管治療を行うことが多いです。根管内がきれいになったら薬剤を充填し、最終的に被せ物を作製して装着します。
保険適用の場合、根管治療の費用が5,000円〜8,000円程度、被せ物の作製費用が5,000円〜1万円程度です。
一方、自費治療では、根管治療の費用が3万円〜5万円程度、セラミックやゴールドなどの被せ物の作製費用が5万円〜15万円程度です。この段階まで虫歯が進行すると、治療が複雑になるため、通院回数が増え、費用も高額になる傾向があります。
C4は、虫歯が進行して歯の大部分が崩壊し、残せる部分がほとんどない状態です。C4では、多くの場合で抜歯が必要となり、その後はブリッジや入れ歯、インプラントなどで歯を補うことが一般的です。そのため、費用が高額になる可能性があります。
C4の場合、抜歯の費用は1本あたり3,000円〜7,000円程度です。それに加えて、歯を補う治療を受ける場合には、それぞれの費用がかかります。
ブリッジは、欠損歯の両隣の歯を土台にして、連結した被せ物を装着する治療法です。保険診療では、金属製のブリッジが一般的で、費用は1本あたり1万円〜2万円程度です。
自費診療では、金属の代わりにセラミックやジルコニアなど、審美性に優れた素材を使用することができます。費用は、使用する素材によって大きく異なりますが、1本あたり5万円〜15万円が相場です。
保険適用の部分入れ歯は、欠損歯の両隣の歯に金属製のバネをかけて入れ歯が外れたり浮いたりしないよう固定して歯を補う治療法です。欠損歯の本数や場所によって異なりますが、費用は数千円〜1万円程度です。
一方、自費診療では、金属のバネを使用しないノンクラスプデンチャーや、食べ物の温度を感じやすい金属床義歯など、審美性や使用感に優れた入れ歯を選択できます。費用は素材や入れ歯の種類によって異なりますが、15万円〜50万円が相場です。
欠損部分の顎の骨に人工歯根を埋入し、その上に人工歯を装着するインプラントは、自由診療となるのが一般的です。費用はインプラントの種類や本数、治療の難易度によって異なりますが、1本あたり30万円〜50万円が相場です。
虫歯の治療費が高くなるケースとして、以下のような状況が考えられます。
自費治療では、保険適用の治療よりも高品質な材料や最新の技術を用いて治療を行います。そのため、治療費が高額になる場合が多いです。
一方で、審美性が高く、適切にメンテナンスを行えば長期間使用できるという点はメリットといえます。そのため、治療費が高くても長期的な視点ではコストパフォーマンスが良い場合もあります。
虫歯の治療が遅れると、進行が進むにつれて治療が複雑化し、結果として治療費が増加します。例えば、初期の虫歯（CO〜C1）であればフッ素塗布や簡単な詰め物で済むことが多いですが、C3〜C4のような進行した虫歯では根管治療や抜歯が必要となります。
特に、進行した状態では治療回数が増えたり、高度な技術を要する処置が必要になったりするため、治療費が高くなる傾向があります。
複数の虫歯がある場合、それぞれの虫歯を治療する必要があるため、治療費が高額になることがあります。特に、進行した虫歯が多い場合、複数の根管治療や抜歯が必要になるケースもあり、さらに費用が高くなる可能性があります。
こうした場合には、治療の優先順位を決定し、計画的に治療を進めることが重要です。
虫歯治療にかかる費用を抑えるには、いくつかのポイントを押さえておくことが重要です。
以下に具体的な方法をご紹介します。
定期的に歯科検診を受けることで、進行する前に虫歯を発見でき、少ない負担で治療を受けることができます。また、検診を受けることで虫歯だけでなく歯周病やその他の口腔トラブルも早期に発見でき、全体的な治療費の負担を軽減することが可能です。
治療費を抑えたい場合、保険診療を選択することが有効です。保険診療では、基本的な虫歯治療がカバーされており、機能面では十分な効果が期待できます。審美性は自費治療に比べて劣るものの、治療費の自己負担は抑えられます。
自費治療を選ぶかどうかは、費用対効果や審美性、耐久性などの優先するポイントを考慮したうえで決めることが大切です。
虫歯の治療費は、進行度や治療法、選択する素材によって大きく変わります。定期的に歯科検診を受けたり、保険診療を活用したりすることで、費用を抑えることができます。
虫歯を放置すると、治療費が高額になるだけでなく、強い痛みや歯の喪失といった深刻な問題が起こる可能性があります。この記事を参考に、虫歯が気になる方は早めに歯科医院を受診し、適切な治療を受けてください。
虫歯にお悩みの方は、三鷹市下連雀にある三鷹ハートフル矯正歯科医院にお気軽にご相談ください。
当院は「全ては患者様の笑顔のために」を医院理念として診療にあたっています。マウスピースとワイヤーを使用したできるだけ歯を抜かない矯正治療をはじめ、ホワイトニングやクリーニングも実施しています。
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