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2025年12月23日

こんにちは。三鷹市下連雀にある三鷹ハートフル矯正歯科医院です。
日常生活のなかで「言葉が聞き取りづらい」と感じたことはありませんか。とくに滑舌の悪さを意識した経験がある方は、発音そのものに悩みを抱えているかもしれません。その原因として、実は歯並びが関係している可能性があります。
歯が不規則に並んでいると、舌の動きが制限されたり、発音に必要な空気の流れが妨げられたりして、特定の音がうまく発せられないことがあるのです。
今回は、歯列の乱れが滑舌に与える影響、矯正治療中に起こりやすい発音の変化、そして治療完了後に期待される発音の改善について詳しくご紹介します。矯正治療中の滑舌にお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
目次

実際、歯並びの問題は見た目だけでなく、言葉の発し方にも大きく影響します。滑舌とは、話すときに言葉をクリアに相手へ伝える力を指しますが、これは舌・歯・唇・呼気の連動によって成り立っています。
歯列が整っていないと、舌の置き場が不安定になったり、空気の流れがスムーズにいかなくなったりして、言いづらい音が出てきます。特に、出っ歯やすきっ歯、上下の前歯が接触しない状態では、舌の動きに影響が出やすく、話しにくさにつながることがあります。
このように、発音のしやすさは、口腔内の構造と密接に関係しているのです。

矯正治療を始めると、話しにくさを感じる方が少なくありません。これはさまざまな要因によって引き起こされ、使う矯正装置の種類や歯の動きのスピードによっても差が出ます。ここでは、歯列矯正中に滑舌が悪くなる理由について詳しく解説します。
歯に装着する矯正器具は、口の中のスペースや舌の動きに影響を与えるため、発音に支障が出ることがあります。ここでは代表的な装置ごとの特徴をご紹介します。
表側矯正は、歯の表面にブラケットとワイヤーを取り付けて歯を少しずつ動かす、もっとも一般的な矯正方法です。
装置が唇や頬の内側に接触しやすいため、話す際に違和感を覚えることがあります。また、器具が粘膜に当たって口内炎ができやすく、それが滑舌の悪化につながるケースもあります。
矯正を始めたばかりの時期は、発音が安定しないと感じる方もいますが、多くの場合、1〜2週間ほどで慣れていきます。発音練習を取り入れることで、よりスムーズに適応できるでしょう。
裏側矯正は、歯の裏側に装置をつける方法で、外から目立ちにくいという利点があります。
しかし、舌に直接触れるため、ラ行やタ行などの舌先を使う音が発音しづらくなることがあります。話すたびに舌が装置に当たり、発音のしにくさを感じやすい傾向があります。
慣れるまでに時間がかかる場合もありますが、徐々に舌の動きが順応し、発音も安定してくることが多いです。焦らず、日常会話を続けることがポイントです。
マウスピース矯正は、透明で取り外しが可能な装置を使用する矯正方法で、目立ちにくく、違和感も少なめです。
ただし、装着初期には、スやシなどの音がやや不明瞭に感じられることがあります。装置が歯にきちんと密着していないと、空気が漏れやすく、発音が不安定になることもあります。
数日~数週間で慣れるケースが多いため、無理せず徐々に慣れていきましょう。
矯正中は歯が少しずつ動くため、それに伴って舌の位置や口の感覚も変化します。
「舌が思うように動かない」「話していて違和感がある」と感じることはごく自然な現象であり、体が新しい口内環境に適応していく過程といえます。ほとんどの場合、慣れてくれば元のように話せるようになります。
滑舌を左右するのは、舌や唇の動きだけではありません。呼気の通り道が歯や器具によって変わることで、発音に影響が出ることがあります。たとえば、空気が漏れるような音や、こもったような響きが混ざるケースもあります。
これも装置や歯の位置に慣れてくると、徐々に解消されるでしょう。
矯正中は唾液の分泌量が減ったり、口を開ける時間が長くなったりすることで、口腔内が乾燥しがちです。潤いが不足すると、舌が滑らかに動かず、言葉が詰まりやすくなったり、発音がこもって聞こえたりすることがあります。
特に緊張時の口呼吸や、水分をあまり摂っていないときなどに顕著です。水分補給や唾液を促す体操などの対策が効果的です。

矯正開始直後は、多くの方が違和感や滑舌の変化を感じます。
しかし、その状態はずっと続くものではありません。一般的には1~2週間ほどで口の中が装置に慣れ、発音も徐々に安定してくるといわれています。
特に、舌に触れる面積が大きい裏側矯正やマウスピース矯正では、最初のうちは違和感が強い場合もありますが、話す機会を増やすことで順応が早まります。違和感や痛みが長く続くようであれば、歯科医師に相談して調整してもらいましょう。

装置が気になって話しづらくなっても、ちょっとした工夫で発音を改善することができます。ここでは、矯正中に話しにくさを感じたときの工夫について解説します。
発音しにくい音を繰り返し練習することで、舌の動きがスムーズになります。早口言葉や音読を繰り返す、自分の声を録音して確認する方法などが効果的です。滑舌トレーニングは、数分でも毎日続けることで大きな違いが生まれます。
マウスピース矯正の場合は、装置がしっかり装着されているか、変形していないかをこまめに確認しましょう。補助具のチューイーを使って密着度を高めると、発音が改善されることがあります。
早口で話そうとすると、装置に舌や唇が引っかかりやすくなります。スピードを落として、ひとつひとつの音を丁寧に発することで、発音が安定してきます。これは自分だけでなく、聞き手にも伝わりやすくなる大切なポイントです。

矯正治療が終わると、多くの方が「以前より話しやすくなった」と実感されます。歯並びが整うことで、舌の動きに必要なスペースがしっかり確保され、空気の通り道もスムーズになりやすいため、発音の安定が期待できるのです。
たとえば、サ行やシ音など、歯と舌が密接に関わる音がクリアに発音できるようになったという声は少なくありません。歯と舌の接触ポイントが正しく整うことで、発音のズレや音のにごりが改善されるケースもあります。
ただし、滑舌の変化には個人差があります。長年の話し方の癖が残っている場合には、矯正後も意識的に発音練習を続けることで、さらに発音が洗練されるでしょう。
また、治療後の保定装置(リテーナー)を正しく使用しなければ、後戻りを起こし、再び発音に影響が出る可能性もあるため、アフターケアを怠らないことが大切です。

滑舌が気になる原因のひとつに、歯並びの乱れがあります。歯列矯正によって歯の位置が整うと、舌や唇の動きがスムーズになり、発音が安定しやすくなるため、滑舌の改善が期待できます。
ただし、矯正治療の途中では一時的に話しづらく感じることもあります。
そのようなときは、発音の練習や話し方の工夫、装置の使い方の見直しなどを取り入れることで、少しずつ慣れていくことができます。治療が終わるころには「前よりも話しやすくなった」と実感できる方も多いでしょう。
見た目の変化だけでなく、話すことへの自信も取り戻すために、歯列矯正は大きな助けとなります。
矯正治療を検討されている方は、三鷹市下連雀にある三鷹ハートフル矯正歯科医院にお気軽にご相談ください。
当院は「全ては患者様の笑顔のために」を医院理念として診療にあたっています。マウスピースとワイヤーを使用したできるだけ歯を抜かない矯正治療をはじめ、ホワイトニングやクリーニングも実施しています。
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