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2025年10月14日
こんにちは。三鷹市下連雀にある三鷹ハートフル矯正歯科医院です。
インビザラインは、快適な装着感と目立ちにくさで人気のある矯正方法です。治療の効果を十分に得たり、口内を健康に保ったりするためには、マウスピースを清潔に保つことが非常に重要なことをご存じでしょうか。正しい洗い方を知らないと、菌が繁殖したりマウスピースを傷つけたりする恐れがあります。
この記事では、インビザラインのマウスピースを清潔に保つための具体的な洗い方と、注意点をわかりやすく解説します。
目次
インビザラインで使用するマウスピースは、1〜2週間に一度交換します。「どうせあと少しで交換するから」と清掃を怠る方もいるかもしれません。
しかし、マウスピースの洗浄が不十分な状態で使用し続けると、さまざまな問題が生じる可能性があります。ここでは、マウスピースを洗わずに使い続けるリスクについて解説します。
毎日長時間装着するマウスピースには、プラークが残留することがあります。プラークの中には細菌が多く生息していて、虫歯や歯周病の原因となり得ます。
汚れたマウスピースを歯に密着させることになるため、口内環境が悪化しやすくなるのです。
マウスピースを洗わずに使用すると、洗浄不足によって細菌が増殖します。これにより、不快な臭いを発生させることがあるでしょう。マウスピースから異臭がすると、装着するのが苦痛になるかもしれません。
インビザラインのマウスピースは、一定の強度を保ちながらも非常に薄く設計されています。汚れや細菌が残ったままだと、マウスピースの表面に微細な傷が付き、素材の劣化を進行させるかもしれません。
汚れが付着したマウスピースでは、しっかりと歯にフィットせず本来の矯正力を発揮できなくなることがあります。マウスピースが浮いたり動いたりすると、歯が正しい方向に移動しなくなり、治療の効果が十分に得られなくなる恐れがあるのです。
歯の移動が遅れるだけなら大きな問題にはならないかもしれませんが、想定外の方向に歯が移動する可能性もあるでしょう。場合によっては、マウスピースの作り直しが必要になるケースもあるかもしれません。
インビザラインによる矯正では、1日20〜22時間ほどマウスピースを装着しなければなりません。食後はマウスピースを洗ってから再装着する必要がありますが、正しい洗い方を知らない方も多いのではないでしょうか。
正しい洗い方で綺麗にすれば、矯正治療をスムーズに進められるでしょう。口腔内を清潔に保ち、歯周病や虫歯を予防するためにも、毎日のケアを徹底することが重要です。
基本的には、水を流しながら、指ややわらかめのブラシでこすり洗いするのが推奨されています。洗浄後、すぐに装着する場合はそのままで問題ありませんが、装着せずに保管する場合は軽く水気を拭き取り、自然乾燥させておきましょう。
濡れたまま保管ケースに入れないように注意してください。濡れたまま保管すると、雑菌が繁殖するリスクがあります。
また、1週間に数回、マウスピース専用の洗浄剤を使用するとより清潔に保てます。使用頻度や使用方法は製品によって異なるので、説明書をよく読んで使用しましょう。
綺麗にしたいからと、強い力でゴシゴシ磨いてしまう方もいるでしょう。適切な方法で洗わなければ、マウスピースを傷つける恐れがあるので注意しましょう。
ここでは、インビザラインのマウスピースを洗うときの注意点について解説します。
マウスピースの洗浄にブラシを使いたいときは、マウスピース専用のブラシか、やわらかめの歯ブラシを使いましょう。毛先が硬いブラシを使うと、表面に傷がつく可能性があります。微細な傷に汚れや細菌が入り込むと、虫歯や歯周病、口臭の原因になりかねません。
洗浄において最も重要なポイントの一つは、熱湯を使用しないことです。お湯で洗うと、マウスピースの変形や劣化を引き起こす可能性があります。マウスピースは薄いプラスチックでできているので、人肌以上の温度のお湯につけないようにしましょう。
マウスピースが変形すると、適切な矯正力がかからなくなる恐れがあります。マウスピースを洗浄するときは、水かぬるま湯(30〜40度程度)を使用してください。
マウスピースを洗う際、洗剤や漂白剤を使用すると、素材を傷めたり変色させたりする恐れがあります。これらの洗剤に含まれる化学成分は、マウスピースの透明感を損ない、見た目にも大きな影響を与える可能性があるでしょう。
「しっかり汚れを落としたい」と思うかもしれませんが、洗剤や漂白剤の使用は避けましょう。
マウスピースを洗うときには歯磨き粉を使用しないようにしましょう。歯磨き粉には研磨剤が含まれているものが多く、矯正装置の表面に細かい傷をつけるおそれがあるためです。目に見えないほどの微細な傷でも、汚れが入り込んで細菌が繁殖する可能性があります。
どうしても汚れが落ちずに気になる場合には、マウスピース用の洗浄剤の使用を検討してください。
マウスピース専用の洗浄剤を使用する場合は、パッケージに記載されている使用方法をしっかりと確認しましょう。洗浄時間が長すぎたり短かったりすると、マウスピースが変形したり、十分に洗浄できなかったりする可能性があります。
インビザライン治療中は、口腔内だけでなく、マウスピースも衛生的に保つ必要があります。ここでは、マウスピースを清潔に保つためのポイントを解説します。
食事のたびに、歯磨きとマウスピースの洗浄を行いましょう。食後にマウスピースを洗浄するだけで歯磨きをしていなければ、歯に付着した汚れをマウスピースで閉じ込めることになってしまいます。
スムーズに矯正治療を進めるためには、マウスピースと口内、どちらも清潔に保たなければなりません。
週に数回、マウスピースの除菌と洗浄のために、専用の洗浄剤を使用するのも有効です。洗浄剤には、殺菌効果のあるものや、細菌や汚れを取り除く効果のあるものなどがあります。
矯正用マウスピースのために作られた洗浄剤があるので、積極的に活用しましょう。
ただし、使用方法などはしっかり守るようにしてください。
マウスピースを使用しないときに保管するケースも、清潔に保つよう意識しましょう。定期的に収納ケースも洗浄していれば、マウスピースを清潔に保ちやすくなります。
中性洗剤などを使用して流水で洗い、しっかりと乾燥させて使用しましょう。
インビザラインのマウスピースを洗わずに使用し続けると、口腔内の細菌が増加し、虫歯や歯周病のリスクが高まります。また、マウスピースが劣化し、矯正の効果が十分に発揮されなくなる可能性もあるでしょう。
マウスピースの洗浄は、正しい手順で行うことが大切です。水、またはぬるま湯で洗い、専用の洗浄剤を併用することで清潔な状態を保てます。また、マウスピースだけでなく、歯ブラシや保管ケースの洗浄、歯磨きの徹底も、矯正治療をスムーズに進めるためには重要なポイントです。
矯正治療を成功させるためにも、毎日のケアを心がけ、清潔な状態を保ちましょう。
インビザライン矯正を検討されている方は、三鷹市下連雀にある三鷹ハートフル矯正歯科医院にお気軽にご相談ください。
当院は「全ては患者様の笑顔のために」を医院理念として診療にあたっています。マウスピースとワイヤーを使用したできるだけ歯を抜かない矯正治療をはじめ、ホワイトニングやクリーニングも実施しています。
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