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2025年8月19日
歯の黄ばみや着色汚れが気になる方にとって、ホワイトニングは理想的な解決策です。
しかし、どの方法を選ぶべきか迷われる方も多いでしょう。そんな中で注目されているのがデュアルホワイトニングという方法です。
今回は、歯科医院でおこなうオフィスホワイトニングと、自宅でおこなうホームホワイトニングを組み合わせたデュアルホワイトニングについて解説します。美しい白い歯を手に入れたい方は、ぜひ参考にしてください。
歯科医院で施術を受けるオフィスホワイトニングと、歯科医院から処方された薬剤を用いて自宅でおこなうホームホワイトニングを併用する方法のことを指します。2つの異なるホワイトニング方法を組み合わせることで、それぞれの長所を活かしながら短所を補うことができます。
オフィスホワイトニングでは、歯科医師や歯科衛生士が過酸化水素を主成分とした高濃度の薬剤を歯に塗布し、専用の光やレーザーを照射して歯を白くします。
一方、ホームホワイトニングは過酸化尿素を主成分とした濃度の低い薬剤を、患者さま専用に作製されたオーダーメイドのマウスピースに入れて装着することで歯を白くします。過酸化水素を使用するオフィスホワイトニングは即効性が高く、施術当日から効果を実感できます。
その反面、色戻りが早いという特徴があります。過酸化尿素を使用するホームホワイトニングは効果の実感までに時間がかかるものの、歯の内部まで薬剤が浸透しやすく、持続性に優れているという特徴を持っています。
デュアルホワイトニングは、2つの方法を組み合わせることで、短期間での効果実感と長期間の持続性という両方の利点を得られます。そのため、結婚式や就職活動など特定の日程に向けて確実に歯を白くしたい方や、できるだけ長期間白い歯を維持したい方に人気です。
白く美しい歯を目指す方にとって、効果の高さや持続性が魅力のデュアルホワイトニングが注目されています。両者の良いところを組み合わせることで、単独の施術では得られにくい理想的な白さを短期間で実現できます。
ここでは、デュアルホワイトニングが選ばれる理由や、具体的にどのようなメリットがあるのかを詳しく見ていきましょう。
デュアルホワイトニング最大のメリットは、短期間で効果を実感できることです。一般的に、個人差はありますが1~3か月程度で満足のいく白さを得ることができます。
これは、オフィスホワイトニングで即効性のある効果を得た後、ホームホワイトニングで継続的に歯を白くしていくためです。両者を単独でおこなう場合と比較して、デュアルホワイトニングでは両者の相乗効果により、より高い白さのレベルまで到達できます。
デュアルホワイトニングの大きな魅力は、効果の持続性が高いことです。オフィスホワイトニング単独では3~6か月程度で色戻りが始まりますが、デュアルホワイトニングでは1年以上効果が持続することも珍しくありません。
ホームホワイトニングによって歯の内部の細かい部分まで薬剤が浸透し、深層から白さを定着させるためです。効果が長持ちするということは、メンテナンスの頻度も低いということです。
長期的に見ると、頻繁にオフィスホワイトニングを受ける必要がなくなるため、トータルの費用や通院回数を抑えることも可能になるでしょう。
どんな治療にもメリットとデメリットの両面があるように、デュアルホワイトニングにも注意すべきポイントがあります。費用や治療期間、体質によるリスクなど、事前に知っておくことで後悔のない選択がしやすくなるでしょう。
ここからは、デュアルホワイトニングを受ける前に理解しておきたい主なデメリットについて解説していきます。
最大のデメリットは、費用が高額になることです。オフィスホワイトニングとホームホワイトニングの両方を行うため、それぞれの費用が加算されることになります。
マウスピースの再作製や薬剤の追加購入など、治療期間中に予期しない追加費用が発生する可能性もあります。治療開始前に、総額がどの程度になるかしっかりと確認しておくことが重要です。
デュアルホワイトニングでは、オフィスホワイトニングのために複数回歯科医院に通院し、その後ホームホワイトニングを数週間から数か月継続する必要があります。そのため、治療完了までに3~6か月程度の期間を要することが一般的です。
また、ホームホワイトニングでは、毎日一定時間マウスピースを装着する必要があり、負担に感じる方も少なくありません。仕事や家事で忙しい方にとっては、このルーティンを維持することが困難に感じられる場合があります。
デュアルホワイトニングでは、オフィスホワイトニングの高濃度薬剤とホームホワイトニングの継続的な薬剤の使用により、歯への刺激が累積されます。そのため、知覚過敏の症状が現れやすくなるでしょう。
なかでも、エナメル質が薄い方や、虫歯治療の経験がある方、歯にひび割れがある方は、薬剤が歯の神経に届きやすく、痛みや知覚過敏を感じるリスクが高くなります。
重度の着色や変色やテトラサイクリン歯などの場合、デュアルホワイトニングでも十分な効果が得られない可能性があります。また、妊娠中や授乳中の方・無カタラーゼ症の方など、薬剤の使用に制限がある方は適応できません。
希望するすべての方が受けられる治療法ではないため注意が必要です。
効果が長持ちするとはいえ、ホワイトニングは永続的ではありません。美しい白さを維持するためには、定期的なメンテナンスが必要であり、長期的な費用と時間の投資が求められます。
デュアルホワイトニングに興味がある方は、どのように治療が進むのかも気になるポイントではないでしょうか。流れを把握しておくことで、不安を軽減し、より安心してホワイトニングをスタートできるようになります。
初回のカウンセリングから施術完了までの流れを、段階ごとにわかりやすく紹介します。
施術は、歯科医師による詳細なカウンセリングと口腔内検査から始まります。患者さまの希望を聞き、現在の歯の色調を測定・記録します。虫歯や歯周病がある場合は、ホワイトニング開始前にこれらの治療を完了させる必要があるでしょう。
また、ホワイトニングの適応性についても詳しく検査し、治療計画を立案していきます。
初回カウンセリング後、まずオフィスホワイトニングから開始します。施術当日は、歯のクリーニングをおこなった後、歯茎を保護するためのプロテクターを装着します。
その後、過酸化水素を主成分とした高濃度のホワイトニング剤を歯の表面に均等に塗布して専用の光やレーザーを10~15分程度照射します。この工程を通常2~3回繰り返すため、1回の施術で1時間程度かかるでしょう。
施術中は歯科医師・歯科衛生士が常に患者さまの状態を確認し、痛みや不快感がないかチェックします。
オフィスホワイトニング完了後、ホームホワイトニング用のマウスピース作製のため歯型を取ります。一人ひとりに合わせた専用のカスタムメイドのマウスピースを使用することで、薬剤が均等に歯に接触し、効果的にホワイトニングできるようになります。
マウスピースの完成には通常1週間程度かかります。
マウスピース完成後、ホームホワイトニングの正しい使用方法について詳しく説明します。一般的には、1日2~4時間程度マウスピースを装着し2~4週間継続します。使用頻度や期間は、患者さまの歯の状態や希望する白さのレベルによって調整されます。
ホームホワイトニング期間中は、定期的に歯科医院でチェックを受けます。効果の確認や知覚過敏などの副作用の有無を確認し、必要に応じて薬剤の濃度や使用方法を調整します。
費用は、歯科医院によって異なりますが、一般的に5〜10万円程度が相場となっています。この費用には、オフィスホワイトニングの施術費、ホームホワイトニング用マウスピースの作製費、薬剤費などが含まれます。
地域や使用するホワイトニングシステムによって価格に幅があるため、複数の歯科医院で見積もりを取って比較しましょう。
また、基本料金に加えてオフィスホワイトニング追加施術や、ホームホワイトニング用薬剤の追加購入などで別途費用が発生する場合があります。年間のメンテナンス費用も併せて見込んでおくと良いでしょう。
治療開始前に、総額や追加料金の可能性について詳しく確認しておくことが大切です。
デュアルホワイトニングは、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを組み合わせる方法です。短期間での効果実感と長期間の持続性を得ることができるホワイトニング方法といえるでしょう。
ただし、知覚過敏のリスクや治療期間の長さなどのデメリットもあるため、歯科医師とよく相談して治療計画を立てることが重要です。デュアルホワイトニングを検討中の方は、歯科医院を受診してカウンセリングを受けてみてはいかがでしょうか。
デュアルホワイトニングを検討されている方は、三鷹市下連雀にある三鷹ハートフル矯正歯科医院にお気軽にご相談ください。
当院は「全ては患者様の笑顔のために」を医院理念として診療にあたっています。マウスピースとワイヤーを使用したできるだけ歯を抜かない矯正治療をはじめ、ホワイトニングやクリーニングも実施しています。
当院のホームページはこちら、ネット予約やLINEの無料相談もお受けしております。ぜひご覧ください。
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