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2025年1月21日
こんにちは。三鷹市下連雀にある三鷹ハートフル矯正歯科医院です。
コルチコトミーは、歯科矯正の分野で注目を集めている治療法の一つです。この方法では、歯を効率的に動かすために骨に小さな切れ目を入れ、矯正期間の短縮を図ります。特に、通常の矯正治療では動かしにくい歯や、短期間で治療を終えたい方に選ばれています。
この記事では、コルチコトミーの基本情報から治療の流れ、費用、治療期間まで、気になるポイントを詳しく解説します。メリットや注意点についてもまとめているので、歯科矯正を検討している方や、現在治療中の方もぜひ参考にしてください。
目次
コルチコトミー(歯槽骨皮質骨切術)は、矯正治療の期間を短縮するための外科的手法です。歯を支える歯槽骨の表層に小さな切れ込みを入れることで、骨の代謝を活性化させ、歯の移動を効率的に促します。
この技術を用いれば、通常2~3年かかる矯正治療を数か月から1年程度短縮できる可能性があります。特に、早く歯並びを整えたい方や、通常の矯正では難しい症例に対応する際に有効な方法です。
コルチコトミー(歯槽骨皮質骨切除術)は、矯正治療の一環として行われる外科的手法で、歯の動きを促進し治療期間の短縮を図ることができます。この方法は、歯列矯正だけでは治療が難しい症例にも対応可能になることがあり、有効な選択肢となります。
しかし、メリットだけでなく、リスクやデメリットも伴うため、治療前に十分な理解が必要です。以下に、メリットとデメリットについて詳しく解説します。
コルチコトミーのメリットは、以下のとおりです。
コルチコトミーを併用することで、矯正治療の期間を大幅に短縮できます。通常2~3年かかる矯正治療を、6か月から1年程度短縮することが可能です。骨の代謝が活性化し、歯の移動が効率的に進むため、特に短期間で治療を終えたい方にとって大きなメリットです。
骨が硬い、歯根が長い、あるいは歯の位置が大きくずれている場合、通常の矯正では歯の移動が難しいことがあります。コルチコトミーは、こうした症例でも効率的に歯を動かすことが可能で、難しい治療を成功に導きます。
治療後に歯列が元の位置に戻る後戻りのリスクが軽減されるのも特徴です。手術後、骨の治癒過程で骨密度が増し、歯列が安定するため、治療成果を長期間維持することが期待されます。
従来の矯正治療では、スペース確保のために抜歯が必要な場合がありますが、コルチコトミーを行えば歯槽骨を拡張できるので、非抜歯での矯正を実現できるケースがあります。これにより、患者さまの負担を軽減し、自然な歯列を維持することが可能です。
コルチコトミーのデメリットは、以下のとおりです。
コルチコトミーは外科的処置を伴うため、手術への不安やリスクを考慮する必要があります。術後には腫れや痛みが生じる場合があり、術後のケアや経過観察も重要です。全身疾患を抱えている方や手術に抵抗がある方には慎重な検討が求められます。
手術後、歯肉が下がる(退縮する)ことがあります。歯肉退縮により見た目に影響が出たり、歯根が露出して知覚過敏が生じる可能性があるため、治療前にリスクを十分理解しておくことが重要です。
コルチコトミーは高度な技術を要するため、全ての歯科医院で受けられる処置ではありません。専門的な知識と経験を持つ矯正医や口腔外科医が在籍する医院を選ぶことが必要です。
また、設備や治療法が医院ごとに異なるため、慎重に医院を選ぶ必要があるでしょう。
通常の矯正治療費に加え、手術費用が別途発生します。手術費用は症例や医院によって異なりますが、数十万円の追加費用がかかることが一般的です。事前に費用について十分な説明を受け、納得した上で治療計画を進めることが大切です。
コルチコトミー(歯槽骨皮質骨切術)は、矯正治療期間を短縮するための外科的手法です。以下に、一般的な治療の流れを段階ごとに説明します。
患者さまの口腔内を詳細に評価し、レントゲンやCTスキャンなどを用いた精密検査を実施します。これにより、歯の位置や骨の状態を把握し、どの部分に切れ込みを入れるか、歯茎の切開位置や深さを具体的に計画します。
患者さまの要望や口腔の状態を踏まえた上で治療計画を作成します。
手術前に、ブラケットやワイヤーなどの矯正装置を装着します。この段階では、歯の移動を開始するとともに、手術後の効果を最大限に引き出すための準備を整えます。装置は、手術後に歯が効率よく動くよう設計されます。
手術は、局所麻酔(場合によっては静脈内鎮静)を使用して行われます。歯茎を切開し、歯槽骨の表層にあたる皮質骨に切れ込みを入れることで、骨の代謝を活性化させ、歯の移動を促します。
手術後は、感染予防のために抗生物質が処方され、消毒や口腔内のケア方法について指導を受けます。また、術後の腫れや痛みを軽減するためのアフターケアが提供されます。
その後は定期的に通院し、矯正装置の調整や歯の移動の進捗を確認します。経過観察により、術後の骨の状態や歯列の変化を管理し、治療をスムーズに進めます。
ここでは、治療費用と治療期間について詳しく解説します。
コルチコトミーでは、通常の矯正治療費に加えて手術費用が必要となります。具体的な金額はクリニックや症例によって異なりますが、ここでは一般的な相場をご紹介します。
これらを合計すると、総額で約80万~110万円程度となります。
ただし、クリニックごとに料金体系や治療内容が異なるため、事前に見積もりを確認することが重要です。治療計画の詳細や費用について納得するまで相談することで、安心して治療を進められます。
また、矯正治療の費用は患者さまの状態によっても大きく変動します。主に前歯部分の歯並びを整える部分矯正であれば、30万円〜50万円程度で受けられることもあるでしょう。
コルチコトミーを併用することで、矯正治療の期間は従来の治療方法よりも短縮されます。通常の矯正治療では2~3年かかることが一般的ですが、コルチコトミーを行うことで治療期間を6ヶ月~1年程度短縮できる場合があります。
具体的には、治療期間が1年半~2年程度になるケースが多く、特に時間をかけずに歯並びを整えたい方にとって効果的です。
コルチコトミーは、矯正治療の期間を短縮するために歯槽骨に小さな切れ込みを入れる外科的手法です。通常の矯正では難しい歯の移動を効率的に進めることができます。
この治療法には、治療期間を6ヶ月から1年程度短縮できることや、非抜歯矯正が可能になることなどのメリットがあります。また、術後には歯肉の若返りや後戻りのリスク軽減といった効果も期待できます。
一方で、手術が必要なため腫れや痛みが伴う可能性があり、すべての患者さまに適応できるわけではありません。治療費用は矯正治療費に手術費用を加えた総額で80万~110万円程度が一般的で、患者さまの症例やクリニックによって異なります。
治療を検討する際は、専門の歯科医師との相談を通じて、自身の症状やライフスタイルに合った選択をすることが大切です。
コルチコトミーを検討されている方は、三鷹市下連雀にある三鷹ハートフル矯正歯科医院にお気軽にご相談ください。
当院は「全ては患者様の笑顔のために」を医院理念として診療にあたっています。マウスピースとワイヤーを使用したできるだけ歯を抜かない矯正治療をはじめ、ホワイトニングやクリーニングも実施しています。
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