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2026年5月12日

こんにちは。三鷹市下連雀にある三鷹ハートフル矯正歯科医院です。
お子さまの歯並びや噛み合わせが気になり、矯正治療を検討している保護者の方は少なくありません。特に、小児矯正には1期治療と2期治療という2つの段階があり、「1期治療のみで終わるのか」「2期治療も必要なのか」といった疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
この記事では、小児矯正の1期治療の概要と1期治療のみで終わるケースについて詳しく解説します。メリットや注意点、具体的な治療法についてもまとめていますので、お子さまの歯並びが気になる保護者の方はぜひ参考にしてください。
目次

小児矯正の1期治療とは、永久歯が生えそろう前の6歳から12歳ごろまでの間に行う矯正治療です。1期治療の目的は、歯並びの土台となる顎の大きさやバランスを整え、永久歯が正しい位置に生えやすい環境をつくることです。これは、大人の矯正治療にはない小児矯正ならではの特徴といえます。
取り外し式の装置や固定式の装置などを用いて、顎の幅を広げたり舌や唇の癖を改善したり、原因に応じてアプローチしていきます。

すべての子どもが2期治療まで必要になるわけではなく、1期治療だけで十分な結果が得られる場合もあります。以下に、1期治療で矯正を終えられる代表的なケースを紹介します。
1期治療の段階で歯列全体のバランスが整い、歯がきれいに並んだ状態になった場合には、2期治療の必要がなくなることがあります。特に、歯と顎のバランスが取れていて、自然な萌出によって歯並びがきれいに揃った場合は2期治療を行わなくてもよいと判断されることが多いです。
元々歯並びや噛み合わせのズレが大きくない症例では、1期治療のみで十分に対応できることがあります。顎の成長を正しい方向へ導くだけで、自然にきれいな歯列に整っていくケースもあるのです。
そもそも歯並びに大きな問題が見られなければ、1期治療のみで終わる可能性があります。
体質や健康状態、心理的な負担などにより、2期治療の継続が難しいと判断されるケースもあります。このような場合は、無理に2期治療を行うのではなく、1期治療の範囲で現実的なゴールを設定することが重要です。
また、引っ越しなどの環境変化によって同じ歯科医院での治療継続が難しくなる場合なども、1期治療で終了することがあります。1期治療のみでも、噛み合わせやあごの成長に悪影響を与えないレベルまで改善できることは多いので、健全な口腔機能を維持できるでしょう。

1期治療だけでは不十分で、2期治療への移行が必要なケースもあります。例えば、顎の骨格は整ったものの永久歯が正しく並べていない場合や、歯のねじれやすき間が強く残る場合などです。
2期治療では、ブラケットやワイヤー、マウスピースなどの矯正装置を用いて、歯の細かな位置や角度を整える矯正治療が行われます。治療の必要性は成長の経過や歯列の変化を見ながら判断するため、1期治療が終わったあとも定期的にチェックを受けることが重要です。

小児矯正において1期治療のみで治療を完了できたとしても、歯並びが完全に安定するとは限りません。例えば、顎の骨が成長したり、口腔周囲の筋肉の使い方が変化したりすることで、歯並びや噛み合わせに予期せぬ変化が起きる可能性があります。
また、永久歯が生え揃う段階では、歯の大きさや位置、顎の成長速度のわずかな違いによって、歯列にズレが出ることもあります。
さらに、1期治療後は、リテーナー(保定装置)の使用や定期的な歯科検診を継続する必要があります。生活習慣や癖が歯並びに影響を与えることがあるため、家庭でのサポートも欠かせません。特に、お子さまの場合は1期治療後も体や顎の成長が続くため、歯列に変化が起こるケースも少なくありません。
つまり、1期治療で終えた後も油断せずに経過観察を続けることが、きれいな歯並びを長期的に維持するポイントとなります。

ここでは、1期治療の主なメリットについて詳しく解説します。
1期治療を受けると、永久歯がすべて生えそろったときに歯並びがきれいに整うことが多くなります。つまり、2期治療が不要になったり、より簡単な処置で済む可能性が高くなるのです。
また、将来的に歯を抜いてスペースを作る必要がなくなることも期待できます。お子さまの身体的・精神的な負担を軽減できる点は、1期治療の大きなメリットといえるでしょう。
小児期には、指しゃぶりや舌で歯を押す癖、口呼吸といった悪習癖が見られることも多く、これらは歯並びや顎の発育に大きな影響を与えます。1期治療では、こうした癖に早期にアプローチして改善へ導くことができます。
悪癖をそのままにしておくと、歯列が乱れたり顎の成長バランスが崩れたりすることがあります。専門的な指導のもとで、舌の使い方や呼吸の仕方、正しい姿勢などを身につけることで、自然と歯並びが整いやすい環境を作れるのです。
歯の矯正だけではなく、生活習慣の改善も含めて全体的にサポートできるのが、1期治療の大きな特徴です。

小児矯正の1期治療には、様々な方法があります。それぞれに特徴があり、お子さまの年齢や症状、生活習慣などに応じて使い分けられます。
ここでは、代表的な1期治療の種類について詳しく見ていきましょう。
床矯正(しょうきょうせい)は、取り外しができる装置を使用して顎の幅を広げる治療法です。主に上あごや下あごの骨の成長を促進し、歯が生えるスペースを確保することが目的です。装置にはネジが内蔵されており、保護者の方が定期的にネジを回して少しずつ顎を広げていきます。
成長期のお子さまは顎の骨がまだ柔らかいため、歯列の幅を自然に広げることが可能です。
急速拡大装置は、上顎の幅が狭く、歯が並ぶスペースが足りない場合などに用いられる装置です。この装置は固定式のため、患者さま自身が取り外すことはできません。家庭で保護者の方がネジを回して徐々に拡大させ、名前のとおり急速に幅を広げられる点がメリットです。
使用期間は通常1〜2か月程度と短いですが、その後もしばらく安定期間として装置を装着し続ける必要があります。
マイオブレースは、口呼吸や舌の癖といった習慣を改善し、歯列の成長をサポートする装置です。やわらかい素材でできており、取り外しが可能なため、子どもでも無理なく装着できます。自宅でのトレーニングと組み合わせることで、正しい口の使い方や姿勢の習得を目指します。
顎の発育を妨げる癖を改善することで将来的な矯正の必要性を減らせる可能性もあります。
プレオルソは、柔らかいシリコン素材で作られたマウスピース型の矯正装置で、主に夜間の就寝中や日中の決められた時間に装着します。歯そのものを動かすわけではなく、舌や唇、頬の筋肉のバランスを整え、正しい噛み合わせや歯並びが自然と育つ環境をつくることを目的としています。
また、プレオルソは取り外しが可能なため、食事や会話、歯磨きの妨げになりにくく、子どもにとってもストレスが少ない治療方法といえるでしょう。
インビザライン・ファーストは、透明なマウスピース型の装置を使って歯の位置や顎の幅を整える矯正治療です。取り外しができる装置で、食事や歯磨きの際に外せるため、口内を清潔に保ちやすいというメリットがあります。また、装置が透明で目立ちにくいため、お子さまにとっても心理的な負担が少なく済みます。
この治療法は、顎の成長を利用して歯が並ぶスペースを確保しつつ、歯並びも同時に整えることができる点が特徴です。ただし、1日20時間以上の装着が必要であり、決められた時間しっかりと使えない場合には効果が十分に得られないことがあります。保護者の方のサポートや声かけがとても重要な治療法といえます。

小児矯正の1期治療は、子どもの成長に合わせて歯並びや顎の発育を促す重要な治療です。適切な時期に治療を開始することで、歯が正しく並ぶためのスペースを整えたり、不正咬合を予防したりします。
しかし、すべての症例で1期治療のみで終わるわけではなく、場合によっては2期治療が必要になることもあります。そのため、治療の経過を定期的に確認し、必要に応じて柔軟に対応することが重要です。
小児矯正を検討されている方は、三鷹市下連雀にある三鷹ハートフル矯正歯科医院にお気軽にご相談ください。
当院は「全ては患者様の笑顔のために」を医院理念として診療にあたっています。マウスピースとワイヤーを使用したできるだけ歯を抜かない矯正治療をはじめ、ホワイトニングやクリーニングも実施しています。
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