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三鷹ハートフル矯正歯科医院
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マウスピース矯正中の虫歯リスクと予防法を徹底解説!

2025年9月23日

ケースに入ったマウスピース

こんにちは。三鷹市下連雀にある三鷹ハートフル矯正歯科医院です。

マウスピース矯正を始めてから「虫歯ができやすくなった気がする」と感じていませんか。せっかく歯並びを整えたいのに、虫歯のリスクが高まるのではと不安に思う方も多いのではないでしょうか。

実は、マウスピース矯正中は唾液の循環が抑えられたり、口腔内が乾燥しやすくなったりすることで、虫歯ができやすい環境になりやすいのです。

また、装置と歯の間に食べかすが残りやすいことや、間食・飲食の頻度が増えること、さらには装置の素材やアタッチメント部分に細菌が付着しやすいことも虫歯の原因となります。

マウスピース矯正中に虫歯ができる主な原因について詳しく解説します。虫歯リスクを減らすためのポイントを知りたい方や、矯正治療中の口腔ケアに不安がある方はぜひ参考にしてください。

マウスピース矯正中に虫歯ができる原因

マウスピース矯正中に虫歯になった歯

マウスピース矯正は快適で目立ちにくい矯正方法ですが、装置の特性上、虫歯ができやすくなるリスクもあります。ここでは、その主な原因について詳しく解説します。

唾液の循環が抑えられること

マウスピースを装着すると歯の表面が覆われるため、唾液が歯に行き渡りにくくなります。唾液には虫歯菌を洗い流す働きがあるため、その循環が妨げられることで虫歯リスクが高まる可能性があります。

口腔内が乾燥しやすくなること

マウスピース矯正は1日20〜22時間の装着が基本とされており、口腔内が覆われて唾液の流れが制限されやすくなります。

唾液には虫歯菌の増殖を抑えたり、食べかすを洗い流す役割があるため、乾燥状態が続くと虫歯リスクが高まります。特に就寝時は唾液分泌が減るため、夜間の装着中は注意が必要です。

こまめな水分補給や、マウスピース装着前後の歯磨きを徹底することが予防のポイントです。

装置と歯の間に食べかすが残ること

マウスピース矯正中は、装置と歯の間に食べかすやプラークが残りやすくなります。特に、食後に歯磨きをせずにマウスピースを装着すると、唾液による自浄作用が妨げられ、虫歯リスクが高まります。

目安として、食事や間食のたびに歯磨きを行い、マウスピースを装着する前に必ず歯と装置の両方を清潔に保つことが重要です。

また、食べかすが残りやすい奥歯や歯の隙間は、デンタルフロスや歯間ブラシを併用して丁寧にケアしましょう。

間食や飲食の頻度の問題

マウスピース矯正中は、間食や飲食の回数が多いと虫歯のリスクが高まります。特に、1日に3回以上の間食や甘い飲み物を頻繁に摂取する場合、口腔内が酸性に傾く時間が長くなり、歯の再石灰化が追いつかなくなります。

マウスピースを装着していると唾液による自浄作用も妨げられるため、飲食後は必ず歯磨きを行い、間食の回数は1日1回以下に抑えることが虫歯予防のポイントです。

装置の素材やアタッチメント部分の細菌付着

マウスピース矯正で使用される装置の素材はプラスチックが主流ですが、この表面や歯に取り付けるアタッチメント部分には細菌が付着しやすい特徴があります。

特に、アタッチメント周囲は歯ブラシの毛先が届きにくく、通常の歯磨きだけではプラーク(歯垢)が残りやすいため、虫歯のリスクが高まります。

1日2回以上の丁寧なブラッシングや、歯間ブラシ・フロスの併用が推奨されており、マウスピース装着前後の清掃を徹底することが重要な注意点です。

マウスピース矯正中の虫歯予防方法

マウスピース矯正中の虫歯予防で使用するデンタルフロスと歯間ブラシ

虫歯リスクを抑えるためには、日々のケアを徹底することが欠かせません。ここでは、マウスピース矯正中に実践すべき具体的な虫歯予防方法を紹介します。

食後は必ず装置を外して歯磨きをする

マウスピースを装着したまま食事をすると、食べかすが装置内に残りやすくなります。食後は必ずマウスピースを外し、丁寧に歯磨きを行うことで、虫歯の原因となるプラークの付着を防ぎやすくなります。

フロスや歯間ブラシを併用する

マウスピース矯正中は、歯と歯の間に食べかすやプラークがたまりやすく虫歯リスクが高まるため、歯ブラシだけでなくフロスや歯間ブラシの併用が重要です。

特にフロスは1日1回、就寝前の使用が推奨されており、歯間ブラシは歯と歯の隙間の大きさに合わせて適切なサイズを選び、無理に挿入しないよう注意しましょう。

これらのケアを毎日続けることで、マウスピース矯正中でも虫歯の発生を効果的に防ぐことができます。

マウスピースを清潔に保つための洗浄習慣

マウスピースを清潔に保つためには、毎日専用の洗浄剤や中性洗剤を使ってぬるま湯で丁寧に洗うことが重要です。歯ブラシで優しくこすり、食器用洗剤や熱湯は変形や劣化の原因となるため避けましょう。

最低でも朝晩の1日2回、さらに食事や間食の後は必ずマウスピースを外して洗浄し、ケースも定期的に洗って乾燥させることが虫歯予防のポイントです。

フッ素入りの歯磨き粉や歯科でのフッ素塗布

マウスピース矯正中は虫歯リスクが高まるため、フッ素入りの歯磨き粉を使うことが重要です。市販の歯磨き粉はフッ素濃度が6歳以上は1000〜1500ppmのものを選ぶと効果的で、1日2回、2分以上かけて丁寧に磨きましょう。

また、歯科医院での定期的なフッ素塗布も推奨されており、3〜6か月ごとに受けることで歯の再石灰化を促し、虫歯予防効果が高まります。マウスピース装着前後の歯磨きを徹底し、フッ素の力を活用することが大切です。

定期的な歯科医院でのチェック

マウスピース矯正中は、虫歯の早期発見と予防のために、少なくとも2〜3か月に1回の定期チェックが推奨されます。治療内容や口腔内の状態によっては1か月ごとの確認が必要な場合もあります。

マウスピース装着時は歯垢がたまりやすく、虫歯リスクが高まるため、歯科医師によるプロフェッショナルクリーニングや虫歯の有無の確認が重要です。

特に、矯正治療中は自分では気づきにくい初期虫歯も見逃さないよう、定期的な診察を欠かさないようにしましょう。

マウスピース矯正を始める前に虫歯治療が必要なケース

マウスピース矯正前に虫歯治療をする様子

矯正を始める前に虫歯があると、治療計画に支障が出る可能性があります。ここでは、マウスピース矯正開始前に必ず治療を済ませておくべきケースについて解説します。

進行した虫歯がある場合

進行した虫歯がある場合、マウスピース矯正を始める前に必ず虫歯治療を優先する必要があります。

進行度の目安としては、C2(エナメル質を超えて象牙質まで達した虫歯)以上の場合が該当します。虫歯が進行していると、矯正中に痛みや感染が悪化するリスクが高まるため、治療せずに矯正を始めるのは避けましょう。

また、治療後は歯の状態が安定しているかを確認し、必要に応じてレントゲン検査などで再発がないことを確認してから矯正を開始するのが安全です。

歯の神経にまで達している虫歯

歯の神経にまで達している虫歯は、マウスピース矯正を始める前に必ず治療が必要です。神経まで虫歯が進行している場合、放置すると激しい痛みや歯の根の感染、最悪の場合は抜歯に至ることもあります。

治療の目安としては、虫歯がエナメル質や象牙質を超え、歯髄(神経)に到達しているかどうかが判断基準です。

神経治療(根管治療)を行った後は、歯の状態が安定してからマウスピース矯正を開始することが推奨されます。

詰め物や被せ物が必要な場合

虫歯が進行し、詰め物や被せ物が必要な場合は、マウスピース矯正を始める前に必ず治療を済ませることが重要です。

詰め物や被せ物は歯の形状や噛み合わせに影響を与えるため、矯正用のマウスピース作製後に治療を行うと、マウスピースが合わなくなり再作製が必要になることがあります。

特に大きな虫歯で神経治療やクラウン装着が必要な場合は、治療完了後に歯並びや噛み合わせが安定してから矯正を始めるのが望ましいとされています。

治療を後回しにすると矯正計画に影響する理由

虫歯を治療せずにマウスピース矯正を始めると、虫歯の進行により歯の形や大きさが変化し、作製したマウスピースが合わなくなるリスクがあります。

特に、虫歯治療後に詰め物や被せ物を装着する場合、歯の厚みや形状が変わるため、既存のマウスピースが適合しなくなり、再作製が必要になることもあります。

矯正計画の途中でマウスピースの再作製が発生すると、追加費用や治療期間の延長が生じるため、事前に虫歯治療を完了させることが重要です。

虫歯が見つかった場合の対応

治療スケジュールについて説明をする歯科医師

矯正中に虫歯が見つかることもあります。その場合、治療と矯正をどのように両立させるかが重要です。ここでは、虫歯発見時の対応と治療スケジュールの調整について解説します。

矯正中に虫歯が見つかったときの対処法

矯正治療中に虫歯が発見された場合、まずは虫歯の進行度を歯科医師が確認し、必要に応じて矯正治療を一時中断して虫歯治療を優先することがあります。

マウスピース矯正は取り外しが可能なため、虫歯治療と並行しやすい点が特徴です。

虫歯治療と矯正スケジュールの調整

虫歯治療が必要な場合、矯正治療のスケジュールを調整し、治療後に再度矯正を再開することが一般的です。治療内容によっては、マウスピースの装着期間が延長される場合もあります。

装置の再作製が必要となるケース

虫歯治療後に歯の形が変わった場合、既存のマウスピースが合わなくなることがあり、その際は新たにマウスピースを作り直す必要があります。

軽度虫歯で済ませる治療法の選択肢

初期の虫歯であれば、削らずに経過観察やフッ素塗布などの処置で対応できる場合もあります。どの治療法が適切かは、虫歯の状態や患者さんの希望を踏まえて歯科医師と相談することが大切です。

マウスピース矯正中の注意点

マウスピース矯正中の注意点を伝える歯科医師

マウスピース矯正を成功させるには、装置の扱い方や口腔ケアに注意が必要です。ここでは、日常生活で気をつけるべきポイントを紹介します。

就寝時や長時間装着時の乾燥対策

就寝時や長時間マウスピースを装着する際は、口腔内の乾燥を防ぐことが虫歯予防に重要です。

特に睡眠中は唾液の分泌量が減少しやすいため、寝る前にコップ1杯(約200ml)の水を飲むことや、室内の湿度を50%以上に保つことが推奨されます。

また、マウスピース装着前に口腔内をしっかり清掃し、保湿ジェルを使用するのも効果的です。乾燥を放置すると細菌が繁殖しやすくなるため、こまめな水分補給や加湿器の利用を心がけましょう。

装置の装着時間の管理

マウスピース矯正中は、装置の装着時間を1日20~22時間以上確保することが推奨されています。

食事や歯磨き以外の時間は必ずマウスピースを装着し、装着時間が不足すると歯の移動が計画通りに進まず、治療期間が延びるだけでなく、虫歯リスクも高まります。

装着時間の管理には、スマートフォンのアプリやアラームを活用するのが効果的です。毎日の装着時間を記録し、決められた時間を守ることで、矯正効果と口腔内の健康を両立できます。

飲食時の装置の扱い方

マウスピース矯正中は、飲食時に装置を必ず外すことが重要です。飲み物は水以外を口にする際も外すことが推奨され、特に糖分や酸を含む飲料は虫歯リスクを高めるため注意が必要です。

食事後は歯磨きをしてから再装着するのが理想で、最低でも口をゆすいでから装着しましょう。

口腔内の衛生状態のセルフチェック

マウスピース矯正中は虫歯を防ぐため、毎日セルフチェックを行うことが重要です。歯や歯茎の色の変化、出血、口臭、食べかすの残りなどを鏡で確認し、特に歯と歯の間やマウスピースの装着部分に汚れがないか注意しましょう。

歯磨き後に舌で歯の表面をなぞり、ザラつきがあれば磨き残しのサインです。

まとめ

虫歯を治療してマウスピース矯正を続ける女性

マウスピース矯正は目立ちにくく取り外しができる点が魅力ですが、矯正中は虫歯リスクが高まる可能性があります。これはマウスピースを装着することで唾液の流れが妨げられ、歯に汚れが残りやすくなるためです。

虫歯予防には、食後や間食後の丁寧な歯磨きやフロスの使用、マウスピースのこまめな洗浄が重要とされています。

また、矯正開始前に虫歯治療が必要な場合もあり、事前の歯科検診が推奨されます。

万が一矯正中に虫歯が見つかった場合は、早めに歯科医師へ相談し、適切な治療を受けることが大切です。

マウスピース矯正治療を検討されている方は、三鷹市下連雀にある三鷹ハートフル矯正歯科医院にお気軽にご相談ください。

当院は「全ては患者様の笑顔のために」を医院理念として診療にあたっています。マウスピースとワイヤーを使用したできるだけ歯を抜かない矯正治療をはじめ、ホワイトニングやクリーニングも実施しています。

当院のホームページはこちらネット予約LINEの無料相談もお受けしております。ぜひご覧ください。

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