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2025年9月16日
こんにちは。三鷹市下連雀にある三鷹ハートフル矯正歯科医院です。
歯を白くしたいけれど、「ホワイトニングは歯がしみる」と聞いて不安になっていませんか。せっかくきれいになるなら、痛みや不快感はできるだけ避けたいですよね。
ホワイトニングによる知覚過敏は、薬剤の作用や歯の状態によって起こりうる一時的な症状です。しかし、原因と正しい対処法を知っておけば、リスクを大幅に減らし、症状を和らげることができます。
この記事では、なぜホワイトニングで知覚過敏が起こるのか、その原因と、ご自身でできる予防・対処法について詳しく解説します。歯科医院で受けられる治療もご紹介しますので、安心してホワイトニングを受けたい方はぜひ参考にしてください。
目次
ホワイトニングによる歯の知覚過敏について、その関係性や原因、症状について詳しく解説します。
ホワイトニングは、歯の表面や内部に付着した着色や汚れを薬剤によって分解し、歯を本来の白さや明るさに近づける施術です。
主に歯科医院で行うオフィスホワイトニングと、自宅で行うホームホワイトニングがあります。いずれも過酸化水素や過酸化尿素といった成分が使われ、歯を削らずに見た目を改善できる点が特徴です。
知覚過敏とは、冷たいものや熱いもの、甘いものなどが歯に触れた際、一時的にピリッとした痛みやしみる感覚が生じる症状です。
主に歯のエナメル質が薄くなったり、歯ぐきが下がって象牙質が露出したりすることで、刺激が神経に伝わりやすくなることが原因とされています。
ホワイトニングによって知覚過敏が生じる主な原因について、具体的なメカニズムや注意点を解説します。
ホワイトニングで使う薬剤そのものの作用が、知覚過敏につながることがあります。ここでは、その代表的な要因について説明します。
ホワイトニング剤(過酸化水素や過酸化尿素)は歯の表面から内部に浸透して着色を分解します。その過程で歯の内部の水分バランスが一時的に変化したり、象牙細管(神経につながる細い管)が開いたりすることがあり、刺激が神経に伝わりやすくなることがあります。
特にもともと知覚過敏がある方や歯のエナメル質が薄い方は、刺激を感じやすい傾向があります。
歯の表面にはペリクルと呼ばれる薄い保護膜が存在しますが、ホワイトニングの過程でこの膜が一時的にはがれることがあります。
保護膜が失われると、外部からの刺激が歯の内部に伝わりやすくなり、知覚過敏を感じやすくなります。ただし、この膜は通常24時間ほどで再生します。
ホワイトニングの方法によっても、知覚過敏の起こりやすさは変わります。自宅で行うホームホワイトニングは、低濃度の薬剤を使用するため、知覚過敏の症状が比較的軽く済むことが多いです。
一方、歯科医院で行うオフィスホワイトニングは、高濃度の薬剤を使用するため、知覚過敏が生じるリスクがやや高い傾向にあります。
どちらが優れているとかではなく、それぞれに特徴があるため、目的や希望に合わせて選ぶことが大切です。
市販のホワイトニング剤やホームホワイトニングの薬剤を自己判断で使用したり、誤った使い方をした場合、歯や歯茎に強い刺激を与え、知覚過敏を引き起こすリスクが高まります。
もともとの歯やお口の状態によって、ホワイトニング時に知覚過敏が起こりやすくなる場合があります。ここでは、そうした背景について説明します。
歯周病や虫歯がある場合、歯の象牙質が露出していることが多く、ホワイトニング薬剤が直接刺激を与えることで知覚過敏が生じやすくなります。
治療前にこれらの疾患がないか歯科医師に確認してもらうことが重要です。
歯がすり減っていたり、ひび割れがある場合、象牙質が露出していることがあり、ホワイトニング薬剤の刺激が神経に伝わりやすくなります。
歯の状態によっては、ホワイトニングを控える判断がされることもあります。
ホワイトニング後に起こりやすい知覚過敏が現れるタイミング、放置した場合のリスクについて詳しく解説します。
ホワイトニング後の知覚過敏は、施術直後から数日以内に現れることが多いです。多くの場合、症状は一過性で、数日から1週間ほどで自然に軽減する傾向があります。
知覚過敏を放置すると、歯みがきが不十分になったり、食事が偏るなど、口腔内の健康状態が悪化する可能性があります。
また、痛みが慢性化することで、日常生活に支障をきたすことも考えられます。
ホワイトニングによる知覚過敏を予防し、症状を軽減するための方法について解説します。
日常のちょっとした工夫で、ホワイトニング後の知覚過敏を軽減することができます。
知覚過敏用歯磨き粉には、歯の神経への刺激を抑える成分や、歯の表面をコーティングして刺激を遮断する成分が含まれています。
毎日の歯磨き時に適量を使い、強く磨きすぎないように注意しながら継続的に使用することが大切です。歯ブラシはやわらかめのものを選び、優しく磨くことで歯や歯茎への負担を減らせます。
ホワイトニング後は、冷たい飲み物や酸味の強い食品、甘いものなどは知覚過敏を感じやすくなる場合があります。
なるべく常温の水や刺激の少ない食事を選び、熱すぎる・冷たすぎる飲食物は控えるようにしましょう。食後は口をゆすぐことで、刺激物が歯に残るのを防ぐことも有効です。
施術前の準備や注意点を守ることで、知覚過敏のリスクを減らすことにつながります。
ホワイトニング剤は、歯科医師や歯科衛生士の指導のもと、決められた量や回数を守って使用することが重要です。
自己判断で使用量を増やしたり、頻度を上げたりすると、知覚過敏のリスクが高まることがあります。
特にホームホワイトニングや市販のセルフホワイトニングの場合は、説明書や歯科医師の指示をよく守り、適切な方法で使用することが大切です。
ホワイトニング前に虫歯や歯周病がある場合、薬剤が歯の内部に浸透しやすくなり、知覚過敏が強く出ることがあります。
事前に歯科医院で口腔内の健康状態を確認し、必要な治療を受けてからホワイトニングを行うことで、知覚過敏の予防につながります。
ホワイトニングによる知覚過敏が気になる場合、歯科医院でどのような治療法があるのかについて解説します。
知覚過敏の症状が現れた際、歯科医院では歯の表面にコーティング剤や知覚過敏抑制剤を塗布する方法が一般的です。
これらの薬剤は、歯の表面の微細な穴(象牙細管)を物理的にふさぐことで、外部からの刺激が神経に伝わりにくくなります。治療は短時間で終わることが多く、症状の程度や部位に応じて適切な薬剤が選択されます。
知覚過敏による痛みが強い場合や、日常生活に支障をきたす場合は、早めに歯科医院を受診しましょう。
痛みが続く場合や、市販の知覚過敏用歯磨き剤でも改善しない場合は、他の歯科的な疾患が隠れている可能性もあるため、自己判断せず専門家に相談することが重要です。
ホワイトニングによる知覚過敏に関して、治療や予防にかかる費用や症状が改善するまでの期間について詳しく解説します。
ホワイトニング後に知覚過敏が生じた場合の治療や予防にかかる費用は、選択する方法によって異なります。
市販の知覚過敏用歯磨き剤を使用する場合は数百円から千円程度ですが、歯科医院でのフッ素塗布やコーティング処置を受ける場合、1回あたり1,000円から3,000円程度が目安です。
保険診療の範囲内で対応できる場合もありますが、ホワイトニング自体は自由診療であることが多く、事前に歯科医院で見積もりを確認することが大切です。
また、症状が重い場合や複数回の処置が必要な場合は、費用が増加する可能性があります。
ホワイトニングによる知覚過敏は一時的なことが多く、軽度であれば数日から1週間程度で自然に改善するケースが一般的です。
しかし、症状が強い場合や繰り返しホワイトニングを行っている場合は、改善までに数週間かかることもあります。
知覚過敏用の歯磨き剤や歯科医院での処置を併用することで、症状の緩和が期待できますが、個人差があるため、症状が長引く場合は早めに歯科医師へ相談することが推奨されます。
ホワイトニングによる歯のしみは、薬剤の作用による一時的な症状であることがほとんどです。その原因は、薬剤による刺激だけでなく、ご自身の虫歯や歯周病といったお口の状態も大きく関係します。
安心してホワイトニングを受けるための最も重要なポイントは、治療前に必ず歯科検診を受け、お口の中を健康な状態に整えておくことです。
事前にリスクを減らし、知覚過敏用の歯磨き粉を使うなどのセルフケアを組み合わせることで、痛みへの不安を軽減できます。正しい知識で、快適に理想の白い歯を目指しましょう。
ホワイトニングを検討されている方は、三鷹市下連雀にある三鷹ハートフル矯正歯科医院にお気軽にご相談ください。
当院は「全ては患者様の笑顔のために」を医院理念として診療にあたっています。マウスピースとワイヤーを使用したできるだけ歯を抜かない矯正治療をはじめ、ホワイトニングやクリーニングも実施しています。