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2025年9月9日
こんにちは。三鷹市下連雀にある三鷹ハートフル矯正歯科医院です。
お子さんの歯並びや噛み合わせが気になり、矯正治療を検討しているものの、どの治療法が良いのか、費用がどのくらいかかるのか不安に感じてはいませんか。
特に成長期の子どもに合った矯正治療を選ばないと、将来的にさらに大きな治療が必要になることもあるため、早めの判断が重要です。
小児矯正で使用される装置のひとつにプレオルソというマウスピース型の矯正装置があります。なかには、プレオルソの費用について気になっているという方もいるでしょう。
この記事では、プレオルソとはどんな矯正治療なのか、どれくらいの費用がかかるのか解説します。お子さんの矯正治療を安心して選びたい方は、ぜひ参考にしてください。
目次
プレオルソとは、主に6〜12歳の成長期の子どもを対象としたマウスピース型矯正装置です。プレオルソには、ほかの矯正装置とは異なる特徴があります。また、メリットだけでなく、デメリットもあるため、よく理解してから選択しましょう。
以下に、プレオルソのメリットについて解説します。
従来の小児矯正治療では、固定式の装置を使用することが多く、口腔内の衛生管理が難しい場合がありました。
一方、プレオルソは取り外しが可能なため、口腔内を衛生的に保ちやすいのがメリットです。ふだんどおりに食事や歯みがきができるため、ストレスなく生活を遅れるでしょう。また、装置を外して歯磨きができるため、口内を清潔な状態に保ちやすいです。
プレオルソは日中1〜2時間の装着と就寝時の使用が一般的です。学校に装置をつけていく必要がないため、日常生活への影響が少ないとされています。見た目を気にせず治療を進められる点は大きなメリットといえるでしょう。
プレオルソでは装置を装着して歯を動かすのではなく、口呼吸や舌の位置などを改善して、歯が正しい位置に並ぶようにアプローチします。
正しい舌の位置は上の前歯の少しうしろにあるスポットという部分に触れている状態です。これによって、上顎の成長が促されるのです。
しかし、口呼吸が習慣になっていると、舌の位置が下がります。舌の位置が下がると、上顎が十分に成長しなくなる可能性があります。これによって、永久歯が生えるスペースが不足して、歯並びが乱れる可能性があるのです。
プレオルソを装着することで、自然と口を閉じることができるようになるため、鼻呼吸に促しやすくなります。
矯正装置を使用して歯を動かすときには、一時的に痛みを感じるケースがあります。
しかし、プレオルソは歯を動かすものではありません。口周りの筋肉を鍛え、口呼吸などの習慣を改善することで、歯が正しい位置に並ぶように促す治療です。そのため、使用時の痛みは少ないといわれているのです。
お子さんの場合、痛みがあると治療の継続が難しくなることがありますが、プレオルソを使用した治療では痛みが少ないため、続けやすいでしょう。
多くのメリットがある一方で、プレオルソにはデメリットもあります。治療法を検討する際には、デメリットについてもよく理解しておくことが大切です。
プレオルソは、すべての症例に対応できるわけではありません。お子さんのお口の状態によっては、ほかの治療法が勧められるケースもあります。
効果や適応には個人差があり、お子さんの症状によって適応となる治療法は異なります。そのため、治療を始める前に、歯科医師とよく相談することが大切です。
プレオルソは、歯を動かす装置ではありません。そのため、細かく歯並びを調整したい場合には、プレオルソでの治療を終えたあとに、ほかの治療法を選択するケースもあります。
プレオルソの費用相場は、一般的に10万円から20万円程度が目安とされています。この費用のなかには、プレオルソ本体の装置代、使い方のアドバイス、定期的な調整料が含まれることが多いでしょう。
ただし、初診時のカウンセリング料やレントゲン撮影、型取りなどの精密検査料は別途請求される場合があります。また、装置を破損したり紛失したりした場合には、費用が発生することがあります。
治療費用は、地域や歯科医院によって差があり、都市部ではやや高めに設定されている傾向があり、地方ではリーズナブルな場合もあります。
また、各歯科医院の治療方針やサポート体制によっても費用が異なるため、事前に複数の医療機関で説明を受け、見積もりを比較することが大切です。
プレオルソでの治療が保険適用の対象になるのか、医療費控除の対象になるのかについて詳しく解説します。
プレオルソは、顎の成長段階にあるお子さんを対象とした矯正装置です。一般的に、矯正治療は審美目的とみなされることが多く、健康保険の適用外となるケースがほとんどです。
ただし、顎の発育不全や先天的な疾患など、特定の医療的理由がある場合には、保険適用が認められることもあります。保険適用の可否や条件は患者さんの症状や診断内容によって異なるため、治療を受ける歯科医院で事前にしっかりと確認することが大切です。
条件によっては治療費用が医療費控除の対象になる場合があります。例えば、噛み合わせや発音障害を治す機能回復を目的とした矯正であれば、医療費控除の対象となる可能性があるのです。
一方、見た目をきれいにしたいなどの審美目的の治療の場合は、医療費控除の対象外となるのが一般的です。
医療費控除を受ける際は、必ず治療費の領収書を保管し、確定申告の準備をしましょう。詳細は、かかりつけの歯科医院や税務署に相談してください。
治療期間は、お子さんの歯並びや成長段階、装置をきちんと装着しているかによって異なりますが、一般的には1年から2年程度が目安です。特に、乳歯から永久歯への生え変わり時期に治療を始めると、短期間で効果が期待できる場合があります。
ただし、症状が重い場合やお子さんの成長速度によっては、さらに長期間の治療が必要になるケースもあります。また、治療期間が延びるほど総額が増える可能性があることを知っておきましょう。費用の詳細や見積もりは、事前に歯科医院に確認することが大切です。
プレオルソを使用した治療では通院回数が少ないケースが多く、その分の費用負担が軽減されるケースもあります。また、成長期に治療を始めることで、将来的に本格的な矯正が不要になる可能性も高まります。
ただし、注意すべき点もいくつかあり、治療中に装置を壊したり紛失したりした場合、追加で費用が別途かかります。また、症状によっては、プレオルソ以外の矯正装置や治療法を併用することがあり、その際も追加費用が発生します。
さらに、治療が終わったあとも、定期的に歯科医院を受診して、歯並びの状態を確認してもらう必要があります。これらのアフターケアにも費用がかかるため、治療後も一定の費用負担が続く可能性があることを理解しておきましょう。
プレオルソは、お子さんを対象としたマウスピース型の矯正装置です。歯を動かすものではなく、お口周りの筋肉のバランスを整えて、口呼吸などの癖や習慣を改善する際に使用されます。
プレオルソを使用した治療は基本的に保険適用の対象になりません。費用は10万〜20万円程度が相場です。治療期間は1年から2年が目安ですが、期間が延びると追加費用が発生することもあります。
装置をなくしたり壊したりした場合の費用についても、事前に歯科医師に確認しておくことが大切です。プレオルソは、お子さんの顎が成長する時期に使用される装置であり、費用の安さだけで効果を判断するのではなく、治療内容をよく理解したうえで選択をしましょう。
小児矯正を検討されている方は、三鷹市下連雀にある三鷹ハートフル矯正歯科医院にお気軽にご相談ください。
当院は「全ては患者様の笑顔のために」を医院理念として診療にあたっています。マウスピースとワイヤーを使用したできるだけ歯を抜かない矯正治療をはじめ、ホワイトニングやクリーニングも実施しています。
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