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三鷹ハートフル矯正歯科医院
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MFTで行う具体的なトレーニング内容とやり方!注意点も

2025年7月8日

舌を使ったトレーニングをする女の子

こんにちは。三鷹市下連雀にある三鷹ハートフル矯正歯科医院です。

MFTは、舌や唇、頬などの筋肉の使い方を正しく整えることで、歯の並びや咬み合わせ、発音などに良い影響を与えるトレーニング療法です。矯正治療と併用されることが多く、後戻りの防止や治療効果の安定にもつながるため、小児から大人まで幅広い世代で注目されています。

しかし、MFTはただ筋肉を動かすだけでは効果が得られず、正しい方法と継続が重要です。

この記事では、MFTの内容とやり方、そして実施時の注意点について、具体的にわかりやすく解説します。

MFT(口腔筋機能療法)とは

MFTについて紹介する歯科衛生士

MFT(Myofunctional Therapy:口腔筋機能療法)とは、舌・唇・頬・顎といった口周りの筋肉の使い方や動かし方を改善するための治療法です。口呼吸や舌の癖、発音の問題、飲み込み方のクセなど、日常的な悪習慣が原因で乱れた筋肉の機能を整えます。

特に、矯正治療と併用されることが多く、治療効果の安定化や後戻りの防止にもつながるとされています。

自宅でもできるトレーニングのやり方

自宅でMFTのトレーニングを行う親子

MFT(口腔筋機能療法)は、歯科医院での指導のもとで行うだけでなく、毎日自宅で継続することで効果をより高められます。日常生活に取り入れやすい簡単なトレーニングが多く、正しい姿勢や舌の位置を意識するだけでも大きな変化が期待できます。

ここでは、自宅で実践できる基本的なMFTのやり方を紹介します。

正しい舌の位置を覚える

MFTにおいて最も重要なのが、舌の正しい位置を覚えることです。舌先を上あごの前歯の裏側、スポットと呼ばれる位置につけ、舌全体を上あごに軽く吸い付けるようにキープすることで、舌筋のバランスが整いやすくなります。

これにより、口を閉じた状態でも舌が下に落ちる癖が改善され、口呼吸などの予防にもつながります。

唇を閉じる力を鍛える

日常的に口が開いている癖のある方には、唇を閉じる力を意識して鍛えるトレーニングが効果的です。たとえば、口をしっかり閉じた状態で上下の唇を軽く押し合わせ、そのまま数秒キープするだけでも、口輪筋(口のまわりの筋肉)を鍛えられます。

舌を使ったトレーニング

舌の柔軟性や筋力を高めるには、舌で上あごをなぞるように動かす運動や、舌を上あごに押しつけながらゆっくり飲み込むトレーニングなどが効果的です。間違った飲み込み方が歯列に圧をかけ歯並びを乱すことがあるため、正しい舌の動きを習慣づけましょう。

姿勢にも注意を向ける

MFTは口腔内の筋肉だけでなく、全身の姿勢とも深く関わっています。特、に座っているときの姿勢が悪いと、頭や首の位置がずれて舌のポジションや呼吸に悪影響を及ぼします。

自宅でトレーニングを行う際は、椅子に深く腰をかけ、背筋をまっすぐに伸ばすなど、正しい姿勢を意識しながら行うことが大切です。寝るときの姿勢も口の開きや舌の位置に影響を与えるため、あお向けでリラックスした体勢を心がけましょう。

トレーニングを行うときの注意点

MFTの注意点のイメージ

MFT(口腔筋機能療法)の効果を十分に引き出すためには、ただトレーニングを繰り返すだけでなく、正しい方法と適切な環境で行うことが大切です。体の筋力トレーニングと同様に、口腔周囲の筋肉も無理な負荷や誤った動きが続くと、かえって悪影響を及ぼす可能性があります。

ここでは、安全かつ効果的にMFTを続けるための注意点について解説します。

正しいフォームを意識する

MFTは一見単純な動作に見えても、舌や唇、顎の筋肉を意図的に動かすため、正確な動作が求められます。自己流で行うと、かえって誤った癖が定着し、改善したい症状を悪化させるおそれがあります。

そのため、最初は歯科医師や歯科衛生士の指導のもとで動作のコツをつかみ、自宅での練習でも鏡で確認しながら行うことが大切です。

無理せず少しずつ進める

普段あまり使われていない口腔周囲の筋肉は、すぐに疲労や痛みを感じることもあります。やりすぎは筋肉の緊張を招き、口がこわばったり、顎関節に負担がかかることもあるため、無理に回数を増やしたり長時間行うのは避けましょう。

初めのうちは1日数回、短時間でも構いません。慣れてきたら徐々に回数やバリエーションを増やしていくようにすると、身体的にも精神的にも無理なく続けやすくなります。

毎日のコンディションに合わせて調整する

体調やストレスの影響は、口腔周囲の筋肉にも現れることがあります。睡眠不足や疲労が蓄積しているときは、筋肉の反応が鈍くなり、トレーニングの効率も下がります。こうしたときは無理せず、休息を優先することも大切です。

また、口内炎や歯の痛みなど、口腔内に不調があるときは、トレーニングを一時的に中止したり、歯科医師に相談した上で内容を調整するようにしましょう。

栄養と休息も重要

MFTは筋肉を育てるトレーニングの一種であるため、口腔内だけでなく全身の健康状態が成果に影響します。特にタンパク質やビタミン、ミネラルといった栄養素は、筋肉の修復や機能回復に欠かせません。

栄養バランスの取れた食事を心がけることが、日々のトレーニング成果を支える土台となります。

また、良質な睡眠によって筋肉の回復や成長が促進されるため、遅い時間までのスマートフォン使用などを控えましょう。規則正しい生活リズムを整えることも忘れてはなりません。

継続できる環境を整える

MFTの効果を実感するためには、一定期間続けることが必要です。そのためには、毎日の生活の中で取り組みやすい時間帯や場所を決め、習慣化しやすい工夫をすることがポイントです。

たとえば、歯磨き後に実施する、家族と一緒に行うなど、自分に合ったルーティンを作っておくと継続しやすくなります。

また、成果が見えにくい時期には、途中でやめたくなることもあるかもしれません。小さな変化に目を向けて記録をつけると、モチベーションの維持にもつながります。

MFT(口腔筋機能療法)の効果

MFTのトレーニングで矯正がスムーズにできた女の子の口元

MFT(口腔筋機能療法)は、日常的な悪習慣や筋肉のアンバランスが引き起こすさまざまな問題に対し、根本的な改善を目指す手段として注目されています。ここでは、MFTによって得られる主な効果について詳しく解説します。

歯並びや噛み合わせの安定に役立つ

MFTは、矯正治療と併用されるケースが多く、歯列矯正後の後戻り防止や、治療期間の短縮にもつながるとされています。舌や唇の筋肉が正しく機能することで、歯にかかる無意識の圧力がコントロールされ、自然な歯列や噛み合わせが維持されやすくなるためです。

特に、舌癖がある場合、常に前歯を押すような力が加わり、出っ歯や開咬の原因となることがあります。MFTで舌の位置や動きを正すことで、矯正後の歯並びを長期的に安定させる効果が期待できます。

呼吸や嚥下の改善に効果的

口呼吸が習慣になっている方に対しても、MFTは有効です。正しい舌の位置や唇を閉じる力を身につけることで、自然と鼻呼吸が促され、呼吸機能が整いやすくなります。いびきや睡眠の質の改善、さらには風邪やアレルギー症状の予防にもつながる可能性があります。

また、舌や口周りの筋肉の使い方を見直すことで、嚥下(飲み込み)の動作もスムーズになります。

発音や会話がスムーズになる

舌や口唇の筋肉のバランスが崩れると、さ行やた行などの発音に影響が出やすくなります。特に舌が前方に突き出る癖があると、空気が漏れ、発音が不明瞭になるケースがあります。

MFTでは、発音時に必要な筋肉の動かし方をトレーニングするため、発音の明瞭化や滑舌の改善にも効果を発揮します。

顎関節への負担軽減

無意識の舌の位置や食いしばりなどが原因で、顎関節に負担がかかっている場合にも、MFTが有効です。舌や口腔周囲の筋肉を正しく使うことで、噛みしめや偏った顎の動きを抑える効果が期待できます。

口周囲の筋肉は、顎の動きと密接に関係しており、日常的な癖を放置すると関節や筋肉に慢性的な負荷を与えることにもなりかねません。MFTによって適切な動き方を身につけることは、顎まわりのトラブルの予防にも効果的です。

姿勢や表情にも良い影響を与える

MFTのトレーニングは、筋肉の使い方を根本から見直すことになるため、結果的に姿勢の改善や表情の変化につながるケースもあります。また、舌の位置が整うことで頭の位置や首の角度が正され、猫背や肩こりの軽減が見られる例もあります。

まとめ

整った歯並びで笑顔を見せる親子

MFT(口腔筋機能療法)は、舌や口唇、頬などの筋肉を正しく使えるようにすることで、歯並びや呼吸、嚥下、発音など幅広い機能の改善を目指すトレーニングです。自宅でも実践できる簡単なメニューが多い一方で、継続や正しいやり方が何より重要です。

間違ったフォームや無理な負荷では逆効果になりかねないため、歯科医師や歯科衛生士の指導のもとで進めることが推奨されます。

MFTを検討されている方は、三鷹市下連雀にある三鷹ハートフル矯正歯科医院にお気軽にご相談ください。

当院は「全ては患者様の笑顔のために」を医院理念として診療にあたっています。マウスピースとワイヤーを使用したできるだけ歯を抜かない矯正治療をはじめ、ホワイトニングやクリーニングも実施しています。

当院のホームページはこちらネット予約LINEの無料相談もお受けしております。ぜひご覧ください。

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